YouTubeと著作権

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 YouTubeという動画サービスをご存知だろうか? だれでも動画を自由にアップロードでき、それを鑑賞できる。2005年からサービスを始めて、いまや、知らない人がいないほど、有名になった動画のポータルサイトだ。YouTube
YouTube – Broadcast Yourself.

YouTube - Broadcast Yourself.

 このサイトでは、素人の撮影した動画が中心だが、テレビ局で放送された番組の一部なども大量にアップされており、いわゆる著作権の問題で物議をかもしている。
 たとえば、ある番組の一部がYouTubeでアップされたとしよう。その内容があまりにも面白く、テレビを見ていなかった人からも、すごい量のアクセスがあった。テレビ・コンテンツだけでは、それほど注目を浴びなかったものが、ネットによって、ネットコミ効果で、ブームが巻き起こってしまった。これは、テレビ局にとって、歓迎すべきことか、それとも忌むべきことか。
 音楽であれば、楽曲のデータがそのまま、コピーされて、ネット上で、ただで流通してしまったら、それは著作権者にとって不利益であるだろう。しかし、放送の場合、収益モデルとしては広告費で成立している。ネットで流されたことによって、話題性が高まり、その効果が、視聴率というカタチで翌週に大きく反映されたとしたら…。広告主にとっては、視聴率アップという恩恵をネットによって得られるわけだ。この面だけをピックアップすれば、これは不利益ではない。
 YouTubeに対して、当初、静観していたアメリカの放送局がやがてこことの連携を考えるようになったのは、当然かも知れない。敵対するよりは、取り込んだほうがメリットがあると考えたのだろう。
 日本の放送局は、これから、どのような対応をしていくのか。ネット企業に対する拒否反応を示している放送局だが、メディアの地盤沈下が確実に進んでいることも認識しているはずだ。
 ネットとテレビの融合という言葉を身近に感じさせてくれるのがYouTubeなのだ。

 こちらのブログサイトがYouTubeと著作権について、おもしろい意見を持っている。
YouTubeが著作権のあり方を変える?かも。 – テレビ◎ネット

YouTubeが著作権のあり方を変える?かも。 - テレビ◎ネット

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