「百草丸と正露丸」というタイトルで書いたのだが、内容は、「リローラ」というダイエットサプリメントと「百草丸」の成分が似ていて、「うつ」にも効果があるのではないか、というもの。
なぜ、今頃、この記事が注目され始めたのだろうか。
少し調べてみたら、どうやらツイッター上で「うつ」の症状が改善されたと話題になっていたようだ。
SNSから検索してブログへ。
この流れは、昨今、けっこう多いように思う。
「うつ」という言葉に敏感に反応するという時代背景ももちろん影響しているだろう。
「うつ病」に特別なたんぱく質が関係している?
昔の記事を読み返してみて、さらに現代の知見は何かないだろうかと探してみた。
すると2017年6月の岡山理大での実験結果、以下のニュースがヒットした。
うつ病に関与のタンパク質特定 岡山理大グループ、マウスで実験
岡山理科大理学部の橋川直也講師(分子生物学)、橋川成美准教授(薬理学)らのグループは、うつ病に特殊なタンパク質「HSP105」が関与していることをマウスを使った実験で明らかにした。既存の胃薬を投与すると症状が抑えられることも分かり、新たなうつ病の予防や治療法の開発につながる成果と期待される。
yahoo newsより引用
このレポートに記された「既存の胃薬」というのが味噌だ。研究者としては商品名を出すことを控えざるを得ない。だが、これが御岳百草丸ではないかという噂である。あくまでも噂なので、信憑性は確かではない。
リローラと百草丸の成分がストレス低減に効果ありか?
昔の記事にも書いたのだが、リローラと百草丸の類似性。「御岳百草丸」の成分でもある、厚朴(コウボク)と黄柏(オウバク)は「リローラ」にも含まれている。リローラはダイエットサプリメントだが、ストレス軽減にも効果があるらしい。
最近の研究では、ストレスを感じている集団に4週間、リローラを投与したというレポートがある。
英文なので、こちらの日本語サイトを参照されたし。
4週間後、リローラを飲み続けた集団は、唾液中のコルチゾールレベルが偽薬グループに対し平均18%低下した。
コルチゾールはストレスに関連するホルモンの一種。出過ぎたコルチゾールは脳の海馬を委縮させ、筋力を落としてしまうそうだから、この数字は素晴らしい低減効果だ。
同時に、やる気・元気のホルモンであるDHEAは上昇したと述べられている。
リローラと主要成分が同じ御岳百草丸は民間市販薬として、軽いうつ症状には効果があるのかもしれない、という想定は結構信頼性が高いだろう。
御岳百草丸、うつ対策サプリとして何粒飲めばいいのか
胃腸薬としての百草丸の処方は、食後、20粒である。細かな粒なので数えるのが面倒くさいのだが、まぁ、これは余談。
では、うつ対策としての百草丸は、どれくらいの分量を飲めばいいのか。リローラ代わりに服用するという想定で、あくまでも「素人考え」と前置きしつつ…
リローラは1錠あたりに、コウボクとオウバクの混合で300mg、1日に2~3錠を飲む処方である。
1日量としては、コウボク+オウバク = 600㎎~900㎎となる計算。
一方、百草丸は、瓶の表示を見ると、成人の1日服用量である60粒中(食後各20粒)に・・・
オウバクエキス 1600mg+コウボク末 700mg = 2300㎎
それ以外にもゲンノショウコなど漢方由来の成分が入っており、
またリローラは混合比率そのものが非公開であるから、
単純な計算式を当てはめるのは乱暴ではあるけれど、無理を承知で計算。
コウボク+オウバク量に関してリローラ3錠に匹敵する百草丸は約23.4粒。
つまり、食後に8粒を服用すれば、疑似リローラとなるかもしれない。
あくまでも机上の計算で鵜呑みには当然できないけれど、「うつ病」に苦しんでいる人には参考になるのではなかろうか。
うつ病と診断されるほどではなくても、極度のストレスを受けて、気が落ち込んだ時は、百草丸を試しに服用してみてもいいのでは・・・
リローラと比較しての話だが、価格的にも、懐にとっても、やさしい。
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■さいきんの記事>>百草丸を好きな有名人
■2021年追加の記事>>「百草丸はうつに効く」という噂の検証
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