その昔、パソコン通信のNiftyServeで「コラム道場」なるフォーラムがありました。コラムニストの実川元子さんが先生で、だれでも自由に参加できるネット上の会議室。毎回、「お題」が提示されて、それに対して参加者が短い文章、コラムを書き込みます。ここに紹介するコラムのなかで1995と1996のものは、その課題への提出物です。先生が提出コラムの中から一等賞を決めるのですが、レベルはかなり高かったように思います。参加者の中には無名時代の田口ランディさんや大崎梢さん、後にそれぞれ作家デビューした方もいらっしゃいました。
このコラム道場提出作品のほか、ミニコミ誌に寄稿したものなどもここに掲載しました。
WEB時代になって、だれでも自由に文章を書いて発表できるようになりました。その分、書き流しの文章が氾濫するようになったように感じます。でも、書き流しの文章は、読み流しの文章でもあります。WEB上で、活字を意識した文章を発表することは矛盾ではありますが、ここでは、自分なりに何度も推敲して「作品」として意識して書いたものだけを紹介するようにしました。メインのブログの文章とはテイストが異なると思います。お楽しみください。
- 沈黙の森 1999.9.1
- 初めての飯綱山 1998
- 若手消防団員 1995
- 新聞記者が許せない日 1995
- 政治と文学 1995
- サラリーマンの悲しい陰謀 1996
- 崩れる 1996
- ゼロからの出発 1995
- 伝えたいもの、伝えたいこと 1996
- 雪国の政治家 1996
- 父からの贈りもの 1995