どのような記事を書くとアクセスが伸びるか? このブログでは、かなり意識的に、記事のネタをピックアップしたり、また論調を変えたりしています。
最近の記事では、「朝青龍をトカゲの尻尾にするな」が、なんと言ってもアクセス数が多かった。これは、テレビ報道から、わりと早い段階で記事にしましたが、書く際に意識したのは、ちょっと言いすぎかなと思うくらい主観的な意見を入れようということでした。
一般的なブログというのは日記型式で、日々の事実をレポートして、簡単な感想を入れて終わり、というパターンが多いと感じていました。ささいな身辺のことを扱って携帯電話のカメラでパチリ。それをアップすると、それはそれで、けっこう楽しいブログになります。ニュースやWEB上の記事をネタにする場合でも、あたりさわりのない感想を述べるのがブログの作法だと感じていました。実際、僕も、そのように小さいネタを拾ってきて記事にして、またテクニカルな話やじぶんの実話も、主観は入っていますが、意見を前面には出さないようにしてきました。
ようするに、対立する意見のある事柄は、あえてピックアップしなかったのです。その前に書いた「民主大勝を素直に喜べない」は、論争になりやすいテーマでした。でも、この記事では、意見の対立を避け、突っ込まれないように「考える力を磨こう」という個人レベルの話にしました。そんな背景があって「朝青龍…」は、突っ込みどころが満載で、少し、どきどきしながら書いた覚えがあります。
アクセスを伸ばそうという確信犯としては、ビリー来日に合わせて、ビリーズブートキャンプを取り上げました。でも、これはアクセス数が伸びませんでした。ほかに、たくさんのブログが取り上げて熾烈な競争に負けたのですね。
「阿久悠と悪友の日々」では、僕の個人的な思い出だけを書いたのですが、広い意味での芸能ネタに入ったため、検索エンジンから人名によるヒットが多い記事になりました。
ブログの記事をどう書くべきか? もちろん答えはありません。ただ、アクセス数の変化を見ながら思ったのは、こんなに小さなメディアでも、読者の意識の流れがビビッドに伝わってくるということ。かたや悪意のある意識も無差別に増幅してしまうのがこのネットワークの両刃の剣のしくみなんですね。
だからこそ、このパーソナルなメディアを通して、ほんのちょっとでも、新しい気づきを与えたり、大げさな言い方をすれば、社会の役に立つ情報を発信していきたい、とあらためて思いました。
コメント
コメントありがとうございます。こちらこそよろしくです。明後日も大手保険会社のSEM、SEOのプレゼンで、準備に追われてます。