善人の沈黙

生きる
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今日は1月の第3月曜日、キング牧師の日。

マーティン・ルーサー・キングJr【1929年1月15日~1968年4月4日】

アメリカ公民権運動のキング牧師といっても、今の若者たちにはピンとこないだろう。

彼は、非暴力という方法で黒人への人種差別と戦った。

39歳という若さで暗殺されるのだが、素晴らしい言葉を数多く残している。

なかでも、この言葉は、普遍性を持っていて、心に訴えかけてくる。

「最大の悲劇は、悪人による圧力や暴力ではなく、善人による沈黙である。

直面する問題に対して沈黙しようと決めた時、我々の人生は終わりに向かい始める。

あなた達は、『発言』にだけでなく、『無言』にも責任を負うべきである。

この世で、『究極の無知』と『真面目な馬鹿』ほど危険なものはない。

愛だけが、敵を友人に変えられる唯一の力だ。」

いわゆる善人。衝突や喧嘩を避けて、その場をしのぐ人。

いい子ちゃん。みんなが波風を起こさないようにしてるなら

それに従ったほうがいい。空気を読まなくちゃいけないよ。

僕らはいま、日々、見えない同調圧力にさらされている。

日本からイジメ問題がなくならないのも根っこは一緒。

ベトナム戦争のように共通のアイコンがない現代のほうが

問題は複雑化して多様化して、問題が見えにくくなり、厄介だ。

僕らは、知らず知らず、無知にならされている大馬鹿もんだ。

ここに気づくことからしか、次の一歩を踏み出せない。

 

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