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清志郎、ずっと、夢を見て、幸せだったね

忌野清志郎が亡くなった。
誰もが認めるスーパースターだけど、
遠い人なのに、遠くない感じがするのは、なぜ、だろう。
派手なステージとギャップのあるシャイでナイーブな性格。
そばにいれば、きっと、心があたたかくなるような人柄。
歌はもちろん、いいんだけど、そのたたずまいが好きだった。
遠いのにスターぶらず、近くにいるような気分が、なんだか、とても切ない。
いい奴に限って、いい奴ばかりが、早く逝ってしまう。
オリジナルソングもいいけど、
ぼくが好きなのはCOVERSというアルバム。
清志郎の訳詩がすごくすごくしびれる。
DayDreamBeliever(※THE TIMERS収録)は、モンキーズより、いいよ。

「ずっと夢を見て 安心してた」

「ずっと夢を見て 幸せだったな」

「ずっと夢を見て いまもみてる」

「ずっと夢見させてくれてありがとう」

清志郎、ほんとうに、夢を見せてくれて、ありがとう。

※追記:
.この歌が入っているアルバムは、
COVERSではなく、
THE TIMERSというアルバムでした。
むかしのヒット曲の訳ということで勘違いしていました。

タブラの響きは、僕らをどこへ連れて行くのか

僕の友人であり、敬愛するアーティスト。逆瀬川健治の音楽を紹介します。彼は、インド生まれの打楽器タブラの奏者です。タブラを叩かせたら、日本で右に出る人はいません。インド古典音楽を中心に活動していますが、その枠に捉われない音楽性も魅力です。実際の生演奏を聴くと、体の中に染み渡っていくような響きがあり、天上高く舞い上がっていく奇跡のような瞬間を味わえます。一期一会。近くで演奏会があったら、ぜひ、体験してみてください。

かれこれ18年前に鬼無里村のお寺でインド音楽のコンサートを企画してそのとき演奏してもらいましたが、そろそろ長野でのコンサートも企画したいところ。おもしろそうと思った方は、僕までご連絡ください。

最近のコンサート情報はこちらです。

 

同世代がITの牽引役を果たしてきた

1956年生まれアスキーの西和彦、1957年生まれソフトバンクの孫正義は、出版事業から事業を大きくしていった印象がある。だがアスキーは現在、出版事業のみに縮小し、かたやソフトバンクは多角的なIT関連事業を拡大している。それぞれの経歴に関して、ネットで調べてみると、当初からいろいろな事業を手がけているようだが、僕にはパソコン関連の雑誌をつくっていた人たちという印象が強い。まず、何らかのメディアを持つことが、IT事業の拡大には必須だったように思う。西さんはリタイヤが早かったが、孫さんはまだまだ現役。1955年生まれマイクロソフトの古川享は、アスキーから引き抜かれるカタチでマイクロソフトの日本代表になり、こちらもリタイヤして悠々自適だ。

今から20年前、僕はスーパーコンピューティングJAPANというバブリィな展示会の一連の広報広告プロモーションをやっていた。展示会の企画会社との縁でそのような仕事がけっこう多かったのだが、その当時から、孫さんのソフトバンクは展示会ビジネスに参戦していて、来場者事前登録とカードシステムを組み合わせたり、若いのに凄い手腕の奴がいると業界では評判であった。

経営者の孫さんにそれほど深い関心があるわけではない。ただ同世代というだけで気になる存在である。音楽界なら桑田佳祐、スポーツ界ならサッカーのラモス、柔道の山下。個人の芸を磨くか、それとも組織を束ねる才覚を伸ばすか。どのような同世代人を見ても若い頃から、その傾向の差は出ているように思う。

僕は、どちらかといえば個人芸のほうだが、しかし、個人芸だけでは、やれることに限界があることも痛感している。まぁ、いずれにしろ、同世代が頑張っている姿を見るのは励みになるのだ。

[N-ex5]“知”シリーズ 宮城聰・上田紀行 講演会

長野商工会議所が主催するSNSは、地域発のネットコミュニティとしてはけっこうオモシロイ試みをいくつも手がけている。SNSの名は「N(エヌ)」、代表は宮内俊宏という音楽プロデューサーである。ネットにとどまらないリアルなイベントや出版活動を通して、長野の文化状況に風穴をあけようとしているその志は高い。僕も何かと縁あって、いろいろと関わっている。

もう一週間ほど前、1月10日に宮城聰と上田紀行の講演会が善光寺の大本願で開催された。宮内氏らしい人選だ。上田氏は、講演会を以前にも聞いたことがあり、話の上手な方という印象。宮城氏に関しては、どのような方でどのような話をされるか興味があった。

演劇という表現が、世の中に対して、力を持ちえるのか。演劇に携わるものたちの永遠の課題に、宮城氏は真摯に向きあっており、その姿に好感が持てた。上田氏は、現代というものをとらえて、宗教の役割についても研究されており、すべてもっともな見解であるように感じた。このような中立の立場の人間がいても、いいとは思うけれど、では、アナタは、どのようにこの現実に立ち向かうのか。その辺をもっと掘り下げて話をしてもらいたかったなぁ。

いずれにしろ、おふたりとも僕と同世代。当時の学生運動に対する感じ方とか、共感を覚える部分が多々あって、楽しい時間を過ごすことができた。偶然、僕も中学生のころに杉並区近辺をうろうろしていたから、どこかでおふたりとすれ違っていたかもしれない。それと、ふたりともマックのノート型PCを持って講演されていて、あぁ、そうだよな、この辺も昭和30年代生まれなんだよな、と妙なところに関心したりした。(僕はThinkPad派ですが…)

時代の変わり目に、いま、僕らは立ち会っている。その幸運に感謝しつつ、あれこれ考えることができた。やっぱり、生身の人間に話しを聞くのはいいね。

お次は、戸隠にて神殿舞踏

毎年、8月18日は、戸隠神社の火之御子社のお祭りなのである。この神社は、アメノウズメノミコというダンスの神様をまつっている。縁あって、僕の先輩である高橋実氏が数年ほど前からここで舞踏を踊ることになった。今回で確か4回目になるはず。奉納ゆえ、舞踏公演でありながら、入場は無料である。例年、バークレー出身のサックスプレーヤーとパーカッショニストが音楽を担当していたのだが、今回は、海外公演が入ったため、たいこ奏者ひとりのみの参加となった。それでも、戸隠の空気感の中で、踊り手が3人、たいこという原初的な響きとどうセッションしてくれるか、それはそれで楽しみである。音楽アーティストの飛び入りセッションも歓迎とのこと。舞踏とのアドリブ競演を楽しみたいプレイヤーは、ぜひ!(ただし、事前に連絡くださいね。)

踊り手の高橋実氏は、暗黒舞踏黎明期のひとり笠井叡氏に師事し、もう20年以上も舞踏をライフワークとしている。表の顔は、吉祥寺でからだハウスという整体サロンをやっており、さらにブレスワークというワークショップも毎月開催している。

僕と高橋氏とのつきあいは古く、大学の演劇研究会に僕が入部したとき、高橋氏は会長を引退した4年生であり、いっしょにクラブ活動をしたことはない。だが、現役会長の倉掛淳一氏を介して、なぜか、どさくさな交わりがあった。高橋氏は、学生でありながら、ちょっとした有名人ではあった。唐十郎や寺山修二の舞台に飛び入り出演したり、嵐山光三郎と交流があったり、僕にとってはわけのわからないアングラな有名人の名前が高橋氏と対で語られたりした。飄々としていて、それでいてエネルギーを内包していて、カリスマ性のある先輩だなと思った。渋沢龍彦とか埴谷雄高といった作家の存在は、高橋氏→倉掛氏を通して知った。高橋氏は、存在そのものが純アングラであり、政治的な傾向のある先輩たちとは一線を画していた。

その後、高橋氏は、演劇ではなく、舞踏の世界へ行き、さらには、身体性への興味から整体を生業とした。実に、納得のできる流れだと思った。

まぁ、アングラですから、好き嫌いはけっこうあろうかと思います。でも、僕は好きです。戦後の日本のカルチャーで、外国の真似ではなく、オリジナルな表現スタイルとして新たに創出できたものは、この暗黒舞踏と漫画くらいではないか、と個人的には思っています。本物の舞踏です。奉納ですから、みなさんボランティアで東京からやってきます。一回限りの公演、時間も夜の7時から気の流れるまま、1~2時間くらいは踊ります。無料です。初めての方も、ぜひ、この機会にどうぞ。

神殿舞踏その十(大地篇)

夕哭」

ところ:戸隠神社 火之御子社

とき:2008年 8月18日 月曜日
開演:PM7時~

舞踏:高橋 実、兼盛雅幸、兼盛明日香

たいこ:中川 健