フラメンコギターに魅せられて

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 マニタス・デ・プラタをご存知か。われながら、そんなマニアックな名前を忘れずによく覚えていた。中学生の頃、LPレコードで聞いたその音楽は、民謡のような唄も入り、とっても土着的な匂いがした。ギターの素晴らしさはわかるのだが、真似しようという気がまったく起きなかった。これは近づくことのできない別世界と諦めた。

 それでもフラメンコの世界には、なぜか引き寄せられた。当時、数少ないフラメンコの譜面を買ってきて、小指から連続的に弦をかき鳴らすラスゲアードとか、薬指でギターを叩いて、音を出すゴルペとか、まったくの独学でフラメンコの真似事をしてみた。

 民族音楽を楽譜でやろうという試みが無謀。ほんとうは、きちんとした先生にじかに習うのが筋である。師から弟子へと伝承される音楽。特に、リズムなんか、西洋音楽とは異なり、どこでアクセントがあるのか、ちんぷんかんぷん。そもそも、いわゆるフラメンコギターという楽器さえ、僕は持っていない。クラシックギターで代用している。で、あるからして、フラメンコギターは、いつか習いたいと思っている僕のささやかな趣味のひとつだ。

 最近、YouTubeで、Flamenco関連の映像をよく観るようになった。すると、いままで、どのようにして弦を鳴らしているのかわからなかったテクニックが一目瞭然。映像の強みですね。ますます、フラメンコを習いたいと思うようになるのでありました。

↓追記:2016年から私が愛用しているフラメンコギター。コルドバのエレフラメンコ。
 何本も弾き比べした結果、この価格帯では最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

↓手のとどかない領域の方、マニタス・デ・プラタさん

↓フラメンコとジャズとの融合をはかったパコデルシアさん

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