じぶんの誕生日、家族の誕生日、結婚記念日、ええと、それから、何があるだろう。
この位で数え終わったら、中年の証しですね。
社会的な記念日もお盆やお正月は当然として、最近の若い子たちは、すごく祝う日が多いんです。
バレンタインやハロウィンは当たり前、個人の記念日も出会った日から始まって、告白された日、初チューの日、クルマ好きならクルマを買った日とか、なんだか、とにかくやたらと多い。
しかも、年一ではなく月一で祝ったりする。
イベント好きというか、マメというか、サプライズ好きというか…
でも、これって、いい習慣ですよね。楽しさのお裾分けをしているという感じ。
世の中では、国民の祝日のほかに、さまざまな記念日をいろいろなところが決めています。
そもそも土用の丑の日なんて、江戸時代に平賀源内がうなぎの販売促進のためにつくったようなもの。
最近ではバレンタインデーだって、チョコレート屋の陰謀だし、まぁ、業界を盛り上げるために
さまざまな記念日がぞくぞくと生まれているわけなんですね。
11月11日は、コピーライターの日ということに宣伝会議という企業が決めてくれました。
宣伝会議はコピーライター養成講座を長年やっているところ。僕もお世話になりました。
1111は、鉛筆が立っているようなイメージだから、そう決めたのかな。
背景はようわからんけれど、そうなのだそうです。だから…なんだ?
何かイベントをやるとかそういうわけでもなく、ただ、なんとなく1111はコピーライターの日。
あらためてコピーライターについて考える日にしたいということかな。
このブログはタイトルにも使っているのではあるけれど、
最近、「コピーライター」という言葉の意味が届いているのかと思うことしばしば。
WEB全盛でセールスライティングが主流になりつつあり、
かつてのコピーライティングの役割は変質していますから。
この変質の部分をしっかりととらえないといけないな、と感じています。
むかしの栄光にすがっていてはいけません。これからのコピーはどうあるべきか。
コピーライターは、いまの社会に対して、どのような貢献ができるのか。
言葉を使うことの大切さは今も昔も変わらないはずだけど、
語りかける相手が今と昔では随分と変化してきていますよね。
記念日は、過去をふりかえり、気持ちを新たにする日という役割を持っています。
とりあえず、コピーライターの日だから、あらためて、考える時間を持ってみました。
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