ラジオ 【rough story 58】

スポンサーリンク

人間の感性とラジオの受信機を比べるたとえは、けっこう昔からよくあって、世の中のたくさんある情報からどの周波数にチューニングするかによって気が合う人とそうでない人に分かれたり、同じ放送を聞いている人とは話が合うね、なんて言ったり、またツーカーな関係になれる人っていうのは、感度が似通っているからだ、なんて言ったり、します。
いっしょに居て気持ちいいから、人は、感性のラジオが似てる人を仲間にしたいと探すのでしょう。受信周波数は、狭いレンジのほうが、仲間を増やしやすいように思います。
それでも、孤独を代償にしつつも、あえてワイドレンジで、しかも高感度でチューニングできるようになれればいいな、と。同じ周波数ばかりをキャッチしていると、ある日、ある時、ある危険が迫っていることを、うっかり聞き逃すことがあるかも知れません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました