女子ワールドカップ決勝戦。朝の3時半から、プリン体オフの缶ビールを片手に、テレビの前で待ち構えていました。釜本や杉山に憧れ、小学生の頃にサッカー少年だった自分は、いまJリーグに夢中になるほど熱狂的ではありませんが、けっこうサッカー好きです。この日は、あのメキシコ・オリンピックで銅メダル以来の快挙なのですから、これは同時代人として見逃すわけにはまいりません。
生中継の試合は、つねにアメリカに得点を先行されるカタチでしたが、冷や冷やすることなく不思議な安心感がありました。追いつくはず、きっと、点を奪い返す。ほとんど攻められっぱなしの展開でしたが、選手たちのめげない動きを見ていると、期待に応えてくれそうな予感がありました。延長戦最後の得点は、やるべき人がやったという感じで興奮は最高潮です。
2対2でPK戦にもつれ込み、最後の円陣の輪のなかで、佐々木監督の満面の笑顔。これを見て、勝利を確信しました。そして優勝、金メダル。澤選手のくしゃくしゃの顔がとっても輝いて美しく見えました。
澤選手のトリッキーなゴールも、GKの足に当たったファインセーブも、これは、運が良かったのではなく、なでしこたちが奇跡を引き寄せたのでしょう。あきらめないことが、なによりものチカラを持つのだと教えてくれました。ほんとうに、ひさしぶりに、日本にもたらされた、文句なしのグッドニュース。僕から見ても、娘のような、かわいい選手たち。ちっちゃな娘たちに、ありがとう、感謝です。
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