僕たちは情報化社会に生きている。
毎日さまざまな言葉を浴びて、少なからず影響されている。
私は影響されていない、と胸を張る人がいるかも知れない。
だが、それは疑ったほうがいい。ためしに、次の文章を読んで・・・
「あなたは、いま、でぶの猫をイメージしないでください」
でぶの猫を、あなたは頭の中に一瞬でも思い浮かべたのではないか?
善かれ悪しかれ、言葉は洗脳するための道具。
情報化社会とは、洗脳を最大化した社会だ。
人間の洗脳は、まず、親や学校から始まっている。
誰でもその洗脳にいったんは気づいて反抗したり異議を唱えたりする。
誰かに価値観を押しつけられる洗脳はわかりやすいから気づけるのだ。
だが、現代の洗脳は、わかりにくい。だから、厄介。
身近な例では、テレビのワイドショーやニュース番組。
ワイドショーは価値観を押しつけるコメンテーターがいるから、
ちょっと注意すれば、その洗脳の仕組みに気づけるだろう。
だが、ニュース番組に流されるニュースは、
ある一定の価値観で選ばれたニュースであるにも関わらず、
さも、そうではないような事実を装っているから、気づきにくい。
洗脳しようとする誰かの意志が働いていても、それが洗脳だとわかりにくい。
たとえば、SNSをきっかけにした殺人事件や残忍な幼児虐待事件が
最近、すごく多くなっている、と「感じ」ないだろうか。
日本中で起こっている事件のなかで、なぜ、この事件をとりあげる?
もし、ニュースを選んで流す側に、何らかの洗脳の意志があったとしたら・・・
革命につながりうるSNSは都合が悪いから。支配しやすい倫理観を浸透させたいから。
すでに洗脳状態が着々と進行している人は、
「最近、すごく多くなっている」と疑いもなく言うだろう。
だが、待て。まずは、疑おう。
もし、疑う強い意志が持てなければ、情報を遮断することから始めよう。
強い意志がない僕は、最近、テレビや新聞の断捨離をしている。
マスコミなんかより大切なものに、より多くの時間を割いたほうが有意義だ。
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