広告批評その他あれこれ

成果保証型広告とクリック保証型広告

2014/04/23
 
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 ネット以外の一般の広告では、たとえば、酒屋さんが広告を新聞に掲載する場合、その掲載するスペースの大きさによって料金が決まる。地方紙と中央紙とでは発行部数が異なるため、当然、媒体としての価値も異なり、料金が違う。部数と掲載サイズが料金の基準になるのは、雑誌であっても同じこと。テレビの場合は、放送時間帯によって、視聴者数が異なり、それによって料金が異なる。ゴールデンタイムとは、多くの人が視聴していて、まさしく黄金の価値ある時間帯なのだ。
 さて、インターネット広告の料金システムであるが、これは従来の広告料金の考えを軽く、くつがえしてしまった。今まではメディア側がつくった基準に則って、広告料金が決められていた。広告主は、その価格と効果を納得した上で、掲載料金を支払ってきた。
 ところが、インターネット広告の基本は成果報酬である。広告がもたらす成果によって、それぞれの広告掲載料金が変動するのだ。
 最もポピュラーな広告型式であるバナー広告では、広告によって実際に広告主になんらかの利益が生じた場合にのみ、そのサイト運営者に報酬が支払われる。たとえばバナー広告をクリックして企業サイトを訪れた人がそこで商品購入をしたとか、サイトで会員登録をした場合など、一定の金額がサイト運営者に支払われる。つまり、広告主は、成果が出なければ一銭も支払わなくていい。広告主のリスクを最小限にできる。これを成果保証型広告と呼ぶ。
 アマゾンのアフィリエイトシステムは、この成果保証型広告の代表だ。ネットユーザーが本の広告をクリックして、アマゾンのサイトへ行き、そこで本を注文した場合だけ、規定の報酬がサイト運営者=広告掲載者に支払われるのだ。
 もうひとつの料金システムは、クリック保証型広告と呼ばれ、掲載した広告がクリックされ、リンク先にジャンプすると、その時点で広告掲載者に報酬が発生するしくみ。さらに、インプレッション保証型広告という表示された回数によって報酬が支払われるしくみもあるのだが今回は説明を省略。
 クリック保証型広告の代表は、Googleが採用しているシステムだ。広告主が参加するシステムをアド・ワード、広告掲載者が参加するのをアド・センスと呼ぶ。同じ広告システムをGoogleは2つの呼び方で使い分けている。
 ここで誰もが、こんな手段を思いつくかも知れない。
 クリックするだけで、報酬が発生するのなら、広告掲載サイトの人が自分のパソコンからアクセスして、どんどんクリックすれば、それだけお金を稼げるのではないか、と。アクセスカウンターのカウントだって、自分がクリックして増やせるのだから、と。
 しかし、人生、そう甘くはない。自分でクリックしたり、同じグローバルIPアドレスの室内や事務所からアクセスして、クリックしても、有効なクリックとしてカウントされないのだ。
 それどころか逆に、不正クリックとみなされ、アフィリエイト契約が破棄されることもある。

 この賢い広告システムは、不自然なクリックをしっかり見破ってくれる。

 そこで気になるのは1クリック当たりの単価。Googleは企業秘密として公表していないのだが、アドワードの入札単価をチェックすればある程度の推測はできる。

>次回につづく
 

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