2024年 龍の如く

雑記帖
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大吉である。久々のおみくじで大吉を引いた。相模国一宮である寒川神社での大吉だから、ご利益はこのうえない、ほかの神社も数社まわったのであるが、おみくじは一切やらなかった。当然である。ご利益を薄めてしまうことになりかねないからだ。ダブルで大吉をひくという可能性もないわけではないが、それは虫が良すぎる考えだ、とはねのけたのである。であるからして、今年は、大吉一本で生きていこうと肚を決めたのだ。

2024年は、辰年。龍の絵があちらこちらに飛び交って、たいそう忙しい様である。われらは寒川神社にお参りした帰り道で、夕暮れ時の駐車場まで歩いていると、なんと鷹に遭遇したのである。鷹である。妙齢の女性が左腕に鷹をとまらせて、向こう側から歩いてくるのである。最初、眼を疑った。大きな鳥がバサバサと翼を開閉しているので、それが鷹であろうということがわかった。声をかけずにはいられない。その鷹は鷹匠によって訓練されたものであり、縁あって譲り受けたということのようだ。だから凶暴ではない。今朝、肉をたくさん食べたから大丈夫だという。そう、鷹は肉食の猛禽類である。そいつの眼がぎらりと光った。私は、その鷹の姿が単純に美しいと思った。背中を撫ぜても大丈夫ですよと言われ、私と妻は、そっとその背を撫ぜた。すべすべとした羽は手に触れても何の抵抗もなく、するっと掌が滑っていった。縁起物である。生まれて初めて、こんなに身近に鷹を見て、その身体を触った。寒川はちょいと見渡せるところにでれば、どこからでも富士山が見える。ひと富士。すれ違いに鷹と出会い、触れ合うことができた。二鷹。こいつは、新春から縁起が良いではないか。何か、良き事が雪崩のように押し寄せてくればいいのだが…と能天気に2024年の新春を寿ぐのであった。

このブログもここ数年は放置していたから、運も遠ざかっていったのかも知れん。今年は、もう少し、執筆に力を入れて、大吉を呼び込もうと決意を新たにするのであった。

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