2009年に勝間さんの記事を書いた。
あの当時は、勝間さんがちょっとしたブームになっていて、テレビで見ない日は無かったくらいだ。本もたくさん出されていて、彼女に憧れる女性たちは「カツマー」と呼ばれていた。
でも2018年のいま、当時に比べ、メディアでの露出は極端に少なくなってきたけれど…。突然のニュースに驚いた。いや、驚いたとともに、なんだか、良かったな、と嬉しくなった。
>>BuzzFeedNewsの記事 同性を愛するということ 勝間勝代のカミングアウト
勝間さんのように社会的な影響力のある方が、カミングアウトするのは相当な勇気が必要だったと思う。
勝間さんの経済評論家としての主戦場は、出版メディアであり、政府機関であり、教育機関であり、どれも保守的な勢力が強いところだ。
カミングアウトすることで、仕事の依頼が減るというリスクは当然考えたはずだ。
それにも関わらず、あえてカミングアウトした。
いつまでも黙っていたら、ふたりで「旅行にも行けない」から。
そんな発言もとてもチャーミング。
逆に、きっと増える仕事もあるに違いない。
潔い生き方をしてて、まぶしいなと思う。
悩んでいる人たちにも、すごく勇気を与えてくれるだろう。
カミングアウトがリスクだなんて思えない、カミングアウトという言葉さえ無意味になる、そういう社会が来ることを勝間さんは願っている。
苦しみを知っているからこそ、メッセージを伝える立場にあるからこそ、勝間さんはあえて発言した。
苦しむ人々の苦痛がちょっとだけ和らげば…という思いから。
自己保身ばかりに走っているどこぞの偉い人と大違いだ。
自己保身しないことが、こんなにも美しい、と勝間さんは勇気をもって示してくれたんですね。
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