いい子になった亀田くん
パフォーマンスを続ける朝青龍くん
どちらも謹慎から復帰して勝利しました
亀田くんの眼からはヤンチャさがなくなり
ビッグマウスも影を潜めました
かたや朝青龍くんは横綱決戦を制して
ガッツポーズをとり、大阪弁で喜びを表現しました
エンターティナーとしては
朝青龍くんのほうが一枚も二枚も上手です
でも謹慎後の態度としては
亀田くんのほうが好感をもたれたでしょう
スポーツという娯楽は
人気商売でありますから
選手にはスター性が不可欠です
スターでありつづけるためには、
まずは強いこと、勝つこと
その次に必要なのは
大衆の心を捉えるセンス
ではないかと思うのです
憎たらしいスターになるのか
愛されるスターになるのか
ヒールか、それともベビーフェイスか
悪役のいないドラマはドラマとして
おもしろくありません
スポーツ、特に格闘技は
エンターティメントですから
悪役になろうと思ったら
ある程度、ドラマ空間の枠内で
ワルは必要ではないでしょうか
ただ、ワルを演じるスターは
かしこくなければいけない
どこまでがブーイングで
どこからが拍手喝采になるか
世論とのバランス感覚が要求されます
朝青龍くんは、いま、微妙なところ
相撲協会が高校野球のように
ガッツポーズを禁止にするのか
プロレスのようになんでもアリにするのか
前者であれば、朝青龍はもはやNG
後者であれば、歴史に残る革命児になる
まだまだ当分の間、この横綱からは目が離せませんね
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