商売柄、どういうWEBサーバがいいの?とよく聞かれます。
WEBサーバに関しては、ほんとうに初期の頃は、アメリカのアリゾナ州だったかどこかのサーバをレンタルしていました。当然、相手は英語ですから、サーバがダウンしたときなぞは、メールなんぞのやりとりで困りました。こちらは、英語に強いわけじゃないからね。それと、頻繁に、サーバがダウンしました。まぁ、インターネット黎明期だから、比較する術もなく、こんなものかな、と。
これに懲りて、その次は日本の企業を選び、サーバはハウジングという形式にしました。ハウジングというのは、プロバイダ会社にじぶんのPCを設置してプログラムを走らせ、WEBサーバ化するということ。回線は、現在のように太い回線が普及していませんから、やはりプロバイダさんに置いたほうがだんぜん良いのです。LinuxというオープンソースのOSに当時から興味があり、このPCにはLinuxを入れてもらいました。おかげでメールアドレスも無制限に発行できたり、コマンドを覚えていじったり、CGIも使い放題で、いろいろな実験や研究が可能でした。
たとえば、今では、あたりまえの「ショッピングカート」を自前でつくって提供したり、ブログの先駆けである最新情報「自動更新システム」を提供したり、「先見の明」を実践してきました。我ながら、たいしたものです(笑)。
そんなこんなで時代は進み、ようやくインターネットも市民権が得られるようになり、多種多様なASP(Application Services Provider)が現れるようになり、となってくると、自前のサーバで最新のシステムを維持するよりも、ASPやレンタルサーバの組合せで、お客様にサービスを提供するほうが、リーズナブルで現実的な選択となりました。
僕の最初の国産レンタルサーバ選びで勝ち残ったのは、Eストアという会社の「サイトサーブ」でした。バックボーン回線が安定していること、電話などのお問合せサービスが行き届いていること、企業基盤がしっかりしていることなどお客様に安心してお勧めできる内容を持っていました。実際、代理店契約を結び、10数社に提案して導入され、評判も良かったのです。電話によるサポートを行っているレンタルサーバ会社は意外と少なく、またEショップに関してのサポートが行き届いており、すぐにお店を始めたいという方には最適です。下のバナーは、「ショップサーブ」というショッピングサイト用のサービスにリンクされていますが、サイトのナビに従って「サイトサーブ」というレンタルサーバ用のサービスをチェックしてください。最安プランでは、ディスク容量100メガで月額2980円(年払)。ディスク容量の点では、今となっては少ないかな。あと、このプランではアクセス解析がオプションなのも、ちょっと減点ですが、すぐにショップを始めて稼ぎたいという人には、SSL対応でグッドです。
ここ数年、ブログが登場してから、サーバに求められる機能も変化してきました。僕がまず注目したのはCMS(Contents Management System)という概念です。ユーザがHTMLの知識がなくても自由にサイトを更新でき、しかも、データベースとの連携で情報を管理しながら表示できるしくみ。これは、当初から、僕がお客様に提案してきた最新情報の自動更新システムを全ページに応用できるということです。それを可能にするためには、まず、レンタルサーバでデータベースを自由に使えなければなりません。
そこで、「CPI」という会社のレンタルサーバが気になるようになりました。
→つづく
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