手紙と万年筆

文房具散歩
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この夏、ある方から手紙を頂戴しました。

きちんと襟を正した筆跡で、文面も奥ゆかしく、心配りが行き届いており、とても感動いたしました。

あ、ここに日本人がいる。そんな懐かしさを感じつつ、なんだか嬉しくなりました。

普段、Eメールのやりとりが多く、なかなか使う機会が少ない万年筆をとりだし、返信の手紙をしたためました。

ここから日本的心性の話題、と思いきや文具オタのお話(笑)。

僕は、安物の万年筆が好き。左からLAMY、無印良品、AURORA、PELIKAN。どれも3千円以内でした。

万年筆

どれも、もともとインクカートリッジ式のものですが、僕は、カートリッジ交換が嫌いなので、すべてに吸入式のコンバータを装着してあります。インク瓶からインクを吸い上げるという、これエコノミーでもあり、このひと手間が好きなんですね。

なぜ、安物の万年筆か? 

むかし、学生時代は、PARKERのちょっと高級な万年筆を使っていました。親からのプレゼントでした。それを使って、原稿用紙を短期間におそらく1,000枚くらい書いたのではなかろうか。そしたら、ペン先が開いてしまいました。筆圧が高いのですね。当時SHEAFFERの1,000円くらいの万年筆があって、それに交換。なんだ、安物でも、十分に使えるじゃないか。これが始まりでした。

その安いSHEAFFERも酷使して、壊れてしまい、やがて時代はワープロ全盛になり、万年筆の出番は極端に少なくなりました。それでも文房具屋さんに出かけると、いまでも万年筆売り場は、必ず、チェック。いまは、各社からお手頃価格の万年筆が出ていて、見ているだけでも楽しい。ネットを見ると、おお、こんなにたくさんの安物万年筆が!!! あぶない、あぶない、ポチしないように気をつけよう。

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