社会人になってから、ずっと手帳を使ってきた。
広告代理店に入社した時代はちょうどシステム手帳が出回り始め、
自分も6穴バインダー式のバイブルサイズを愛用するようになった。
事務所が六本木にあったから銀座の伊東屋によく足を運び、
いくつかのシステム手帳を購入し使い分けを楽しんでいた。
持ち歩き用にスリムサイズ、デスク用に太リングを用意して、
A5サイズのバインダーまで使っている時期もあった。
振り返れば20年間以上の会社員時代はシステム手帳オンリー。
独立後は、なぜか能率手帳やほぼ日手帳など製本された手帳を使うようになった。
特にバーチカルの週間ウィークリーが好きで、毎年違うタイプを選んでいた。
このブログでも何度か取り上げているけれど、年末近くになると、
そわそわと手帳選びに頭を悩ませ、それ自体が楽しみになっていた。
生来のオタク気質は、こんなところでもよく現れている(^o^)
で、昨年のことだが、「もう、これが決定打ではないか」
と思われる手帳スタイルを発見した。結論を先にいってしまえば、
実に簡単なことだ。「悩む暇があるのなら、自分でつくってしまえ!」
白紙の方眼罫ノートに自分で好みの書き込み用フォーマットを描くのだ。
きっかけは、バレットジャーナルというノート術を知ったからだ。
世の中には数多くの手帳ノウハウがあって、書籍もたくさん出版されている。
意識高い系のビジネスマンは自己啓発をめざす手帳術を
一度ぐらいは試しているのではなかろうか。
それらの手帳ノウハウには、それに対応した手帳が販売されていて
理論と実践という感じで、どちらも売上を伸ばす仕組みになっている。
素晴らしい、と思う。売上拡大マーケティングの見本である。
ところが、バレットジャーナルのコンセプトは
「1冊のノートと1本のペンがあれば誰でもできる」
自分ノートにフォーマットを描くという手間はかかるが
それよりも自分だけのフォーマットをつくれるメリットが大きい。
実は、昨年の10月から、これを実践している。
ノートは、A4の3つ折りサイズ。CaCreaというのを使ってる。
そして、これを革製自作トラベラーズノートに入れて使ってる。
手帳のフォーマットに関しては、次回に紹介しようと思ってる。
これまで試してきた手帳のなかで、少しサイズ的には大きくなるが
使い勝手は最高である。なにしろ自分勝手に手帳フォーマットがつくれる。
わがままな人間にとっては、欲しい物がなければつくる、という
このシンプルな真理に勝るものはないとあらためて確認した次第だ。
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