新鮮なスタッフとの仕事は面白い刺激になるが、たまたまコミュニケーション能力の低い人と組んでしまうと、ひじょうに疲れる場合がある。うまくコミュニケーションできないと何度やってもそのプレゼンはNGになる。あうんの呼吸で仕事できる仲間は、数少ないのだが、そういうパートナーとの仕事は効率的だ。これは広告制作に限らず、ビジネスをやっていく上での永遠の課題のように思える。そんなことを考えていたら、とても素直でわかりやすいブログの記事を見つけた。とっても合点のいく内容だったので引用してみよう。
>>広告ウーマン コミュニケーション能力が何故問われるのか
自分自身に相手の意見に耳を傾ける姿勢があるかどうか、そして、相手が意見を言いやすい環境を提供できているかという部分も、とても重要になってくると思うんです。そういうところから、声を掛けやすい→話がしやすい→仕事がやりやすい、ということにつながってきます。
お互いに話かけられるのを待っているだけになってしまっている状況が、社員間、部署間でのコミュニケーションがとりづらくなってしまうことにつながり、結果的に「ムダ」がどんどん発生していきます。ムダな調査、ムダな企画、ムダな想像、ムダなストレス(←実際これが一番大きい)・・・。
「声をかけやすい」という視点はとっても大切だ。よく「できる営業」の条件とか、いろいろ言う人がいるけれど、頭が切れる奴ができる営業ではなくって、むしろ、ほのぼのとしている奴の成績が結果として良かったりする。クリエイターの場合も、完璧な作品なんてありえないわけで、いろいろと指摘されて、どんどん良くなっていくのだ。その指摘されるのが嫌だと頭から拒絶している制作者は、結果として伸びない。自分の殻を打ち破っていくこと、そして自分の引き出しをどんどん増やしていくこと。その辺が大事なんですね。
自分もベテランの領域だから、相手にモノを言わせないという姿勢が少し出てしまうことがあって、そうならないように気をつかっている。指摘されたら、パッと発想を変えて違う角度からもっといい方法がないか探ってみる。それが本物のプロフェッショナルだと思うのであります。
コメント
コミュニケーションがうまくいくと、
思い掛けないような発展的な展開になることもありますね、
お互いに配慮のある中で、自然体で交流して、
発展的な方向に向かいたいものです。
相手との微妙な言葉と気持ちのキャッチボールの
バランス感覚が難しいところなんでしょうか、
おれはざっくばらんに言ってしまうことでの失敗もあるけど、
出会えてよかったと想える友人とご縁ができたりしてるので、
素直な気持ちでいくのがいいかなと、
そのような自分でも受け入れてくれる人とお付き合いさせていただくしかないということが、
カルマそのものなのでしょうか、
>逆瀬川さん
そうですね。素直な自分をぶつけるのは、
僕のようにひねくれてしまうと、
いちばん難しいことだったりして(笑)。
広告制作の現場では、
つねに「発展的な展開」をめざしていますが…。
貴兄のインド音楽はまさに対話そのもの。
アドリブのやりとりに本領がありますよね。
言葉によるコミュニケーションよりも
共感の度合いというか質感が違うのでしょうね。