今年で、お米づくりは5年目になる。
昨年から、畑にもチャレンジしている。
まだまだ自給自足にはほど遠いけど、
お遊びの農業ではあるけれど、
やっていて実に楽しい。充実感がある。
お米なんか、毎日食べるものだから、
毎日、感謝の気持ちが芽生えてしまう。
それで、今までアタマの中でしか
イメージしていなかった生き方が
がぜん身近に感じられるようになった。
それは、半農半ビジネスの生き方。
現代社会で生きていくには、
お金はどうしても必要だ。
お金さえあれば、
人生の問題の99%は解決できる。
とゆうようなことを
テレビで女医タレントが言っていた。
これは視聴者の99%から
反感を買う言葉であろうが、
残念ながら真実を含んでいる。
ともあれ、生活するための衣食住。
服も住まいもお金が必要、
食だってスーパーで買うときも、
自分でつくるとしても
耕す土地やタネにもお金が必要。
家族ができれば
教育費やなんやかんや。
ガソリン代や電気代や灯油代や
水道代やあれやこれや。
そうだ、保険や年金もあった。
世の中がそのようになってるのだ。
これは、もう、しかたがない。
まぁ、あたりまえに労働して
お金を稼ぎましょう。
自分の役割を知り、
それを社会に役立てて
お金を稼ぎましょう。
ビジネスでたくさん儲けるのは、
人の幸せを増やすことになり、
これはけっして悪いことではない。
でも、ふと、思ったりするのだ。
もし、食糧危機が訪れたら、
いくら山ほどお金があっても
食糧が手に入らなくなったら、
ヤギさんみたいにお金を食べるのかな、と。
そんな最悪のシナリオは無いにしても、
農に携わっていることによって、
ちょっとした安心感は得られるだろう。
もし、明日、スーパーから
お米がなくなっても当分は蓄えがあるから安心。
自分でつくった低農薬の作物だから安心
現実的な食の安心感が得られるとともに、
もっと何よりも、いちばん大きな収穫は、
お金以外の価値を実感できることだ。
半農半ビジネスをみんなが
どんどんやっていけばいいと思う。
僕もまだまだ中途半端だけど、
半農半ビジネスという生き方が
もっとスタンダードになれば、
日本の食糧自給率アップにつながる。
この際、農のあり方を問い直して、
小さな単位のエコロジカルな農を実践していこう。
そして明治前の日本人のように
肉食を廃して食生活を質素なものにしていこう。
そうすれば、
地球という惑星に優しい貢献ができるだろう。
ちょっと話の展開が大げさすぎたかな(笑)
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