地震列島ニッポンの未来予想図

時事・世相
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6月26日、2018年版「全国地震動予測地図」なるものが、政府の地震調査委員会から発表され、地震の確率がいろいろなレベルで分析されていて、興味深いです。ただ、そのPDFレポートを見ても、日本地図に地震の確率の分布が色分けされているのですが、あまりにも広域的過ぎて、今ひとつピンと来ません。

 そこで国立研究開発法人 防災科学技術研究所のホームページから、J-SHISマップのページにアクセスしてみました。

このシステムは凄い便利です。2018年版にすでに対応していて、自分の住む地域の地震の確率がピンポイントで調べられるようになっています。

「長野県諏訪市」と入力して、「場所を検索」ボタンをクリックします。検索結果が下のほうに出ますから、その候補の中から「長野県諏訪市」を選びました。

それまで日本地図だった画面が、諏訪市のクローズアップ画面に変わります。グーグルマップのようなピンも刺さっていて、わかりやすいです。

デフォルト設定では、「全ての地震」が対象で「今後30年間で震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図」です。26%から100%までがひとつの色ですから、ここでは厳密なパーセンテージが分からないのが残念です。

ううむ。それでも諏訪地域の確率の高さが一目瞭然でわかりますね。諏訪湖周辺一帯は、地震の可能性が高い地域です。

ではでは、「震度6強以上」にしたら、確率はどう変わるのか。これも簡単に調べられます。

ややっ!まだ確率が高い。これは、かなり名実ともに「うなぎ」に愛されている地域なのですね(笑)。

さらに、ここは内陸部なので、左のチェック項目から「主要活断層帯」にチェックを入れてみる。

すると、だいたい想定はしていたものの、このような活断層の真っ赤な帯が現れました。

諏訪湖は真ん中で活断層に塗りつぶされ、諏訪市のマーカーもすっぽり覆われ、隠れてしまいました。

J-SHISマップは、このように自分の住む地域はもちろん、気になる親せき、友人知人の住む地域をあれこれ調べたりできる便利なシステムです。地震が起こる可能性を知って、危機意識を持つことは大切。いざというとき、慌てふためかないように。

ちなみに「30年 震度5弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図」に変更して、日本全体を表示してみました。

地震列島日本は、かくの如き様相を呈しているわけですね。ほとんど、どこに暮らしていても地震からは逃れられないということです。

地震はあたりまえ、だから、どのような心構えをもって暮らすか。神経質になりすぎず、かと言って甘く見積もらずに。その辺りのバランスが大切なんだな、と思いました。

 

 

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