どうにもならないことなんて、何もなかった。
いつものように礼儀正しく、朝陽はのぼり、
野原では鳥が唄い、風が梢を揺らし、
僕らは、生きてる喜びをかみしめる。
どうしようもないことなんて、何もなかった。
祭りの熱狂は永遠のときを刻み、
子供たちは森をかけめぐり、
星が瞬くリズムで、踊りだすだろう。
どうにもならず、どうしようもなく、
そんなことは何ひとつ、なかった。
僕らは、ほんとうは、わかっている。
いま歩き出したその足跡が
あしたへ続く道になることを。
いま愛しているその生命が
あしたを照らす光りになることを。
※ジェリーガルシアに触発された仲井戸麗市の名曲「ガルシアの風」に触発されて…
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