やってくれましたね、Googleさん。携帯電話の新たなプラットフォーム「Android」をリリースするというニュース。11月6日に発表されて、すでに各メディアで報道されているから、ご存知の方も多いでしょう。
まずネーミングが秀逸だ、Android(アンドロイド)って、手のひらの携帯電話が人造人間になって、人間の召使いになるっていうのか? Googleの世界制覇の野望を感じる(笑)。
ITmedia newsより下記引用です。
Google、携帯向けオープンプラットフォーム「Android」発表――33社が参加
Googleが発表したのは、「うわさされたGoogle携帯よりも野心的」な包括的プラットフォームの開発。T-Mobile、HTC、NTTドコモ、KDDIなどがアライアンスに参加する。
Open Handset Allianceには、米T-Mobile、台湾のHTC、米QUALCOMM、米Motorola、NTTドコモ、KDDIなど33社が参加。より低コストでの携帯端末・サービスの開発や提供を実現するための技術の開発を目指すという。
アライアンスが提供する技術の第1弾となるAndroidは、携帯向けのOSやミドルウェア、インタフェース、アプリケーションなどを含むオープンソースのプラットフォーム。端末メーカーや通信事業者はAndroidをカスタマイズすることで、より革新的な新型携帯電話をより低いコストで市場に提供できるようになるとしている。
—中略—-
Googleのエリック・シュミット会長兼CEOは、Open Handset Allianceの形成により「携帯業界でイノベーションを育てるための新しいアプローチを取ることで、人々の情報入手・共有方法を変えるような新しい環境が形成されるだろう」とコメント。「今回の発表は、ここ数週間憶測が飛んでいたどんな『Google Phone』よりも野心的なもの。われわれが公開する強力なプラットフォームは、何千もの異なる機種の携帯端末を動かすことになる」としている。
携帯電話って、僕はあまり使いこなしていないのだが、仕事上、いろいろとサイトをつくったり、実験はしている。このブログだって、いちおう携帯でも閲覧できるようになっている。で、携帯電話の動向が気になり、いろいろ調べ始めたところに、このニュースだ。
携帯電話で、モノを買う、なんて、僕ら世代からすると、考えられないのだが、若い世代を中心に、マーケットが拡大しはじめているようだ。
渋谷ガールズコレクションは、イベントを核にしながら、携帯サイトとの連携が強く、莫大な額が携帯サイトを通じて動くらしい。確かに、若い子たちは、携帯とにらめっこしている。メールだけではなく、インターネットに接続することによる楽しみが増えているのだ。音楽、ゲームなどのキラーコンテンツが出回り、Eショップ系も今年に入ってから、がぜんチカラを入れ始めている。携帯電話の所有者1億人時代だから、ここをビジネスチャンスと考える人は多い。
Googleは世界規模で、そのプラットフォームを統一しようというのだ。いつでも、どこでも、なんにでも、を実現するユビキタス携帯の世界。マイクロソフトはOSのソースを公開していないから、比較すると、失礼だけど、Googleがプラットフォームを統一できたとき、どのような可能性が広がるか? Googleの戦略は、いつも、夢を先行させて、あとからビジネスを追従させる。彼らは、どのようなビジネスモデルを考えているのか?
僕も、そろそろ本腰でケータイの世界に挑もうかと思います。携帯電話、キライだけど(笑)。アンドロイドなんかになったりしたら、ケンカばっかりしちゃいそうだ。
コメント
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