如月に思うこと

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2月に入ってから初めてブログを書く。怒濤のような日々が続いて、書く時間がとれなかった。その波のなかで、節分の3日、53回目の誕生日を迎えた。もう、こんな年齢になってしまったのか。若い頃、僕がイメージしていた50代の男は、もっと風格があって、威厳があって、何かを悟っていた。そんな壮年に至らず、情けない気分でちょっと落ち込んでしまう。これもまた例年のことだ。

しかし、いいわけさせてもらえば、職業のせいもある。広告クリエイターとしては、軽妙さがあって、柔軟性があって、何かに束縛されず自由な発想を持っているのは、これはこれで良いようにも思えてくる。堅苦しくない、頭がやわらかい。うむ。そうだ。きっと、僕のこの軽さにだって、社会に対して貢献できるメリットがあるはずだ。と強引に思い込むことができるほどには、僕も成熟した50代の大人になった。

如月とは、着て更に着て、重ね着をしてしまうくらい寒い月という意味。僕がもらった誕生日プレゼントは、だから圧倒的にマフラーが多かった。学生時代の淡い思い出。そういえば、今年も娘から、格好いい今風マフラーをプレゼントされた。何歳になっても、マフラーが何枚になっても、これは素直に嬉しい。

2月、閏年に1日増える。そんな帳尻あわせの役割を持たされた月。果たせぬ夢へ向かって、まだまだ、人生の帳尻合わせができる。これからが正念場。そこで一句。

「ゆきふかし ゆめをかさねて きさらぎに」

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