子供が育つ環境

雑記帖
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親が子供にできることなんて、たかが知れている。
僕らが信州に移住してきた大きな理由は、
自然豊かな土地で子供に育って欲しかったから。
とってもシンプルな理由で、シンプルな決断だった。
標高の高い場所で雪が深い土地に好んで暮らした。
子供たちは毎冬、雪と格闘しながら通学した。
春は山菜や魚釣りを楽しみ、夏は川で泳ぎ、
秋は栗拾いや山の幸を頬張った。
子供たちは自然からの教えをたっぷり学んだ。
そんな、ふたりの子供たちも、もう成人して世帯を持った。
娘には三人も子供がいる。息子にも第一子が生まれる。
子供たちと暮らした家は、もうその役割を終えたように感じた。
いま、夫婦ふたりで暮らすには広すぎる。
飯綱高原という標高1050mの場所、
長野市で有名な建築家の先生にお願いして、
設計してもらった三階建ての家。
全室パネルヒーター入りで気密性も高く、
冬場は零下20度になる日もあるのに快適に過ごせた。
そんな家にサヨナラを告げた。
空っぽになり、床と壁をリフォームした。
この家は、子供を育てるには、とてもいい作りだと思う。
20畳のリビングを抜けなければ、
3階の子ども部屋に辿りつけないのだ。
子供を孤立させないよう配慮されている。
改めて、リフォームされた部屋に佇み、
子供を育ててくれて、ありがとう、と言う。
窓から外を見ると、東側の駐車場の紅葉が落葉して、
玄関までの道が朱色のカーペットのようだ。
新しい家族がここで新しいドラマを紡いでくれればいい。
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というわけで、我が家を売却予定。
ただいま、絶賛、買主募集中です。
価格は相談に応じます。
メールでお問合せください。

 

コメント

  1. 及川渡 より:

    お久しぶりです(o^^o)
    そうなんですか、寂しくなりますね〜〜
    何方に行かれるのですか?

  2. KIKU より:

    ご無沙汰です。
    長野市内の事務所には住んでいます。
    もうひとつの拠点は南信地区です。
    またお声をかけさせてください。

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