10年前というと1998年。この年は、けっこう面白かったんだなと今にして思う。
モーニング娘がデビューして、SMAPの夜空ノムコウがヒットした。いま、SMAPは国民的アイドルの座を不動のものにしたけど、モーニング娘って、どうなってるんだっけ。
Windows98という2000までのつなぎのような、あだ花のようなOSも登場。Appleからは、スケルトンのiMacが発売され、Win派に押されっぱなしだったMac派が「やっぱデザインでしょ」と息を吹き返した。
コピーライターという職業を世間に知らしめた糸井重里さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」をスタート。いまをときめく「Google」という会社が設立されたのも1998年。身近なところでは長野の冬季オリンピックが開催された。僕は、その前年から長野市の大きなインターネット・プロジェクトにディレクターとして参画していた。
早いもんだ。「どんなことでも10年やり続けることができれば、一丁前になれるんだよ」というようなことを吉本隆明さんが言っている。「ほぼ日」や「Google」を見れば、確かにそれは大したものになっている。前者は広告に依存しないメディアとして、後者は新たな広告モデルを創出したメディアとして…
10年前、僕はインターネットのコンテンツ・ビジネスを軌道に乗せつつあった。BtoBの広告制作ビジネスの延長として、企業や団体のHP制作を請け負う仕事。地方では競合会社がほとんどない状態だから、先行者利益を多少は得られた時代だ。
あれから10年。基本的な僕のスタンスは変わらない。コピーライターを軸にして、広告デザイン企画やインターネットを含む広告PR戦略を立案構築する。あえてインターネットと声を大にする必要はない。それは、あたりまえの選択肢としてそこにあるだけ。
これから10年。インターネットや広告の枠組みはどのように変化するのだろうか。ひとつだけ感じるのは、従来の枠組みのなかで広告を捉えていては、もはや限界があるということだ。
さて、その先は、まだ誰にも見えていない。
コメント
smapの文字にひかれて読んでしまった…笑
頑張れランキング!!
ポチっとしました(*^v^*)
>taeさん
コメント、ありがとう
SMAPの話は前振りだけでした。
残念!
コレに懲りずに
また遊びに来てください。
はじめまして。
長野出身、東京在住のコピーライターです…逆ですね。
「従来の枠組みのなかで広告を捉えていては、もはや限界がある」
……これ、同感です。今の広告には「その場しのぎ」なものが多い気がしています。誰もが模索しているのでしょうか。
また遊びに参ります。
>ぐるぐる☆どかん san
はじめまして。
そして、すいません。
スパム扱いになっていて、
しばらく気がつきませんでした(汗)。
広告に関する文章、最近、さぼり気味ですが
また、いろいろ書きますので
同業者として、忌憚のないご意見をください。
よろしく。