売れる店づくり~現状維持の誘惑、変化への意志~

広告論
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店舗のプロモーションから始まって、お客様のご要望に応じる形で、さらに深く突っ込んで店舗の設計・施工や商品開発まで、僕は、いろいろな提案をしてきた。

劇的に売上げが伸びたこともあれば、正直20%アップくらいのこともあった。

けれど、いずれにしろ、下がることはあり得ない。

なぜか?…その理由はシンプルだ。

クライアントが変化を選択した時点で、すでに成功が約束されているから。

いちばんの課題は、クライアントが現状からの変化を選択できるかどうかにある。

いま無理に変化することはない、まだ様子を見てみよう…現状維持という悪魔のささやきに耳を傾けてしまうと、お店も人間も負のスパイラルへと突き進んでしまう。

厄介なのは、それに気づかないこと。

ホメオスタシスの機能が働いて、現状維持の言い訳がまことしやかに浮かんでくるのだ。

いまの悪い状態は、社会環境のせいだから、ここはじっと我慢しよう。

変化して落ち込んだりしたら、それこそ大変なことになる。

現状維持にだって、大変な努力が必要なのだ。自分は頑張っているほうだ。

確かに、変化することで大きな失敗をする。ということも、現実的には、ありうることだ。

ただ、その失敗から学ぶことも必ずある。何もしないで、学びがないのと、どちらがいいか。

成功している店や人の共通点は、変化しつづけているということ。

その過程での失敗だって、いくつもあったはず。それでも、めげずに修正して変化を選ぶ。選び続ける。

そのような変化を選び取る強い意志を持つ店や会社だけが、いまも生き残っているのだ。

最近、あまりにも対照的なふたりの経営者に会って、以上のような「変化」についてあらためて考えた。

僕のような人間がお手伝いできるのは、クライアントの選んだ変化がより良い方へ向かうよう少しだけ道筋をつけること。

もしくは、変化そのものを決断できるよう少しだけお節介をすること。

走り出したら、あとは最善をつくせば、結果は必ずついてくる。世の中はシンプルだ。

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