怒濤の秋から、師走へ

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 犬を飼うことにしました。きっかけは、ある人の言葉。今年の世界ドッグショー・フリスビー競技で15位になったその人とは、ある会合の席でご一緒しました。酒を飲みながら、今年の1月11日に17年間飼っていた愛犬が亡くなったことを話しました。
 すると彼曰く「可愛がってくれた飼い主のもとに、犬は生まれ変わってきたいと思ってるんだよ」と。ふうん、不思議なもんだね。
 「仕事柄、いろんな犬との出会いがあるんだけど、どうしても生まれ変わりだとしか思えない瞬間があるんだ」と。ふむふむ。ひょっとしたら、そうかも知れない。酔いの勢いもあってか。よし、また犬を飼ってみるか、と僕はいつの間にか宣言していました。
 「うん、そのほうがいいよ、きっと、そのわんちゃんは、地上に生まれるタイミングを待っているんだから」
 それから約1ヶ月、あちこちに声をかけ、子犬を譲ってくれる人を探していました。それで、あまり熱心なユーザではないのだけれど、たまたま覗いたフェイスブックで子犬の写真が目に飛び込んできました。その犬の兄弟の飼い主がまだ見つかっていない、とのこと。おお、グッド・タイミング。さっそく栗の里、小布施へ、まずは見るだけ会うだけ、と心して出かけました。しかし、帰りには、子犬を抱えていました。
 10月1日生まれの牡。母は、ヨークシャーテリアと豆柴のダブル。父は、パピヨンとチワワのダブル。つまり、4つの犬種の血が流れている、由緒正しきクオーターの雑種です。顔つきは、ヨークシャーが強いけど、全体の毛色は柴犬ゆずりの茶色。胸元と後ろ足、そして尻尾の先が、なぜか真っ白で、そのバランスが個性的でおもしろい。名前は、栗之助か秋之進かで迷ったけど、武士のように凛々しく逞しく育って欲しいので、結局、秋之進、通称アキに決定しました。
 毎朝と夕方、アキを連れての散歩が始まりました。これから雪が降ったり、寒くなるのだけれど、長いつきあいになるからね。よろしく、アキちゃん。

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