タラの芽　初収穫

犬の散歩をしていると、季節の移り変わりを肌で感じることができる。飯綱高原は、もう雪も溶けて、木々の新緑がまぶしい。

散歩コースには、山菜もちらほらとある。タラの芽は道からすぐ見えるところにあって、それはあまりにも目立つところにあって、僕はいつも採るのを遠慮している。もう、そろそろ収穫の時期だなという目安にはなっていて、5月3日頃が採りごろだと思っていたら、案の定、5月2日には、どこかのだれかさんに収穫されていた。それを目安にして、いつも採りに行く場所があるのだが、そこに入ったら、やはり、そこもだれかに収穫されていた。今年は、駄目かなと諦めながら、林の中を犬といっしょに散策していたら、目の前に、タラの芽が現われた。４つほど収穫。

客人はすでに帰った後で供することができなかったのが残念。てんぷらにして、妻と二人でおいしく頂戴した。

振り返って思えば、山菜の味は、信州に移住して初めての体験だった。季節を食する最高の贅沢。特にタラの芽は、その山菜離れしたボリューム感のある味に感動したものだ。

久しぶりに釣りもしたくなった。