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武田鉄矢が諏訪大社の不思議を紹介

2019/04/24
 
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TBS系のラジオ番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」をご存知だろうか。

長野県ではSBCラジオ月曜から金曜まで8時50分から9時までの時間帯。

武田鉄矢さんが自分の興味で読んだ書籍を取り上げ、

その本をまな板に乗せて、1週間かけて紹介する番組。

武田鉄矢さんの読書傾向は、非常に幅広く、

この番組で取り上げるのもベストセラーではなく、

どちらかといえば知的でマニアックな本が多い。

心理学、哲学、歴史、宗教、芸能などジャンルも多彩。

武田さんは自分でしっかり読み込んだ上で感想を述べられている。

僕はかつて自動車通勤だったので、その車中で毎日楽しみに聴いていた。

いまは、ちょっと生活スタイルが変わったので、遠ざかっていたけれど、

たまたま、知人に「諏訪大社を取り上げているよ」と教えてもらった。

いまはRADIKOというサービスがあるので、

1週間前のラジオ番組も聴取することができる。

「諏訪の神」がまな板にのっていた

まな板にのっていた本は、河出書房新社「諏訪の神」。著者は戸谷学さん。

この本は長野県内の本屋さんではけっこうどこにでも置かれていて、僕もパラパラと目次をめくって立ち読みしたことがある。

武田鉄矢さんは、ラジオ番組でこの本のエッセンスをほんとうにうまいこと表現してくれて、買いに行くか、図書館に行くか、と思わせてくれる。

彼に乗せられて買ったり読んだりした本が何冊もある。

 

今回の本の内容は、諏訪在住の僕には、馴染み深く、既に知っていることも紹介されていた。

本の核心となるのは、諏訪大社は、縄文時代の名残りを色濃く残した神社ではないか、ということである。

御柱や石に対する信仰や御頭祭に見られる狩猟民の信仰とか、まぁ、諏訪エリアはちょっとほかの地域とは一線を画しているところがある。

縄文時代どころか旧石器時代からの歴史をたどることができて、黒曜石の産地があったり、フォッサマグナなどの大断層が交わってたり、日ユ同祖論の根拠となるものがあったり、ともかく、調べ始めると興味がつきない地域なのである。

で、ラジオ番組の話の内容はだいたいリアルに理解できたのだが、そのなかで、僕はひとつ気になっていたことがあって、それは、なぜ、建御名方神を、後の源頼朝や武田信玄が武神として祭ったのか。さらに、諏訪大社の支社が全国に6千以上もあるのは、なぜ、か。

古事記の国譲りの神話からは、建御名方神、略して、タテミナは、天孫族である建御雷神に喧嘩を挑んで負けてしまう。

建御雷神は両腕が剣になってしまうという、手塚治虫どろろの百鬼丸か、SF映画顔負けのツワモノである。

タテミナは「まいりました。これからは諏訪の地でひっそりと暮らします」と負けを認めて潔く引き下がってしまう。

負け犬の建御名方神が、なぜ軍神となったのか

タテミナは、ようするに敗軍の将。悪く言えば負け犬である。

そんな、喧嘩に弱いタテミナをなぜ武将たちが武神として崇めるのか。

この古事記の話からは軍神となる要素はまったくないから、以前から奇異に感じていたのだ。

きっと、この疑問に対する回答は、歴史学者や素人研究家をふくめ、いくつもあるのだろう。

武田鉄矢さんいわく、大昔は、諏訪大社の神にたいして、いまの古事記と異なる伝承が残されていたのではないか。

これは著者戸谷学氏の見解だと思われるが、この一言に、僕は興味を覚えた。

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そう考えたほうが、自然である。僕らの知らない、軍神の面目躍如たる伝承。

ある時代から、その伝承が何らかの理由で途絶えたのだとしたら・・・

タテミナを軍神として崇めるのにふさわしい伝承が何なのか。

どこかに、その伝承の記録が残されているのではないか。

もしくは、どこかの集落でこっそり昔話として伝承されているのではないか。

残っているとしたら、ここ諏訪の地である可能性が高い。

すでに知られている伝承では、タテミナは諏訪土着の神様を

優遇した存在として崇められているけれど、

それだけでは、軍神の格としては足らないと思うのだ

あぁ、久しぶりに、知的好奇心を刺激されてしまった。

諏訪の不思議をもっともっと知りたいと思うのであった。

 

 

 

 

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