ひとりの力、そしきの力

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広告制作の現場では、企画、コピー、デザイン、写真など、つねにチームが組まれ、役割分担があって、仕事が流れていきます。いいスタッフと組んだときには、いい仕事ができます。あたりまえの話です。いわゆる広告制作会社は、営業やプランナー、コピーライター、デザイナーを抱えて、社内のスタッフで仕事を回していきます。僕の業界でのキャリアも、そのような会社で積み重ねてきました。組織のなかにも、仕事に対する向き、不向きがあって、チームを組むときにはその辺も配慮することになります。誰と組めば、この仕事はうまくいくのか。それを探っていくのも、仕事の醍醐味のひとつです。

フリーランスとなってからも、以前と同じようにプロデュースあるいはディレクションを手がけることが多く、仕事全体の80%くらいを占めています。ときにはプランナーやコピーライターとしての単独発注もありますが割合としては少ないのです。

長野市くらいの規模の地方都市では、デザイナーを主体とした制作会社はあっても、企画やディレクションだけの会社は珍しい存在。とっても大切なポジションであるにも関わらず、複数の会社がコラボレーションすることにリスクがあると思われているようです。

ひとりの力はたかが知れています。どのような組織を組めるかが仕事を進めていく上では重要です。固定化した組織ではなく、ゆるやかにつながった組織でなければできない仕事もあります。

いまはまだ、ぼんやりとしていますが、理想の仕事形態を模索しています。固定化しつつ、流動的。スライムのようなイメージです。広告のメディアが大変なことになってきて、制作の現場はダイレクトに響いています。さて、これから、どちらに舵をきりましょうか。

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