コピーライターの学校、第二期終了
By KIKU | 8 月 23, 2008
リアル版コピーライターの学校、第二期がさきほど終了。
全12回のコースですが、今回は、地域の行事と重なり、
あしかけ8ヶ月かけて、かなり不定期の開催となりました。
僕の講義は、毎回、課題を出して、その提出物に対して添削指導する形式ですが、
生徒さんの個性に合わせて、それぞれに課題をアレンジしていくのが特色。
第一回目の講義で提示した課題は、「自己紹介の作文」でした。
どれくらい文章力があるのか、これで、診させていただきます。
自分のことですから、内容は自分がいちばん良くわかってるはず。
で、提出された作文は、ところどころ、きらりと光る言葉を持ってるのに、
文章の構成力が足りないために、伝えたいことが伝わらないものでした。
「文章をどうすれば膨らませられるのでしょうか。
400字、800字なんて、書くのにとっても苦労するんです」
そんな生徒さんでしたが、最終回、同じ「自己紹介」の課題で、
見違えるほどに、素晴らしい作文を提出してくれました。
あれれ、こんなに文章がうまかったっけ。正直、嬉しかった。
本人にじかに聞いてみると、不思議とスラスラ書けましたという返事。
書いていて、楽しさを感じたのも初めての体験だったようです。
12回の講義の中から、きっと何かを掴んでくれたんですね。
水泳といっしょで、一度、覚えたコツはもう忘れません。
生徒さんは、広告の世界の人ではないけれど、
ここで学んだことを、自分の仕事にも生かしてくれそう。
自分の知識が少しでも人のお役に立てた実感。
これが、教師冥利というものなのでしょうか。
さて。第三期もいちおう開講予定です。
9月はお休みして、10月からの開講をめざします。
興味のある方は、こちらにお問合せください。
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広告が好きなのか、表現が好きなのか
By KIKU | 8 月 17, 2008
イベントが終わって、たまっていた仕事を整理して、お盆だというのに、仕事モードですが、それでも通常のように電話に追われることもなく、ゆるゆるたらたらとパソコンに向かっています。仕事からの逃避もゆるゆると、よく読むブログから、さらにそこからリンクを辿っていったり、特に、広告関係のブログを見ていると、けっこう面白いものが多いですね。
広告制作を職業にしている人は、やっぱり、広告が好きなんだな。表現することが好きなんだな。
好きなことを商売にしているのは、ひとから羨ましがられることなんだけど、ほかの仕事よりだんぜん残業が多くって、徹夜なんてこともあったりして、時間的には、羨ましがられない仕事ですね。それでも「好きな」仕事だから、若い頃は、残業も徹夜も、ちっとも苦にならず、自分のベストを尽くしたものです。広告会社に所属していれば「好き」ということが雇用側にとって、時間外労働の免罪符になっていたりするのですね。双方が了解の上での共犯関係です。
僕のお気に入りの広告業界ブログのひとつ。
>ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
この17日付けの記事で以下のような文章に僕は大きく頷きました。
時代は変わっても、広告なんて、かつて絵描きになりたかった人や、もの書きになりかたかった人たちの能力を利用してつくるものであるのには変わりがなく、やっぱり普遍的なクオリティってのはあります。
広告が好きな人と、表現が好きな人。僕がコピーライターとしてのキャリアを始めた東京では、この2タイプの人種がいて、特に前者の広告オタクとでも言うような人が六本木や赤坂界隈には多かったように思います。僕の周りには後者が多く、コピーライターの先輩は脚本家崩れだし、画家崩れのデザイナーとか、どこか負い目のある伏し目がちな視線で広告を語るのでありました。
どちらのタイプがいい広告をつくるのか、一概には言えませんが、ただ広告を参考にしていてはその広告を超えるのは難しいのではないでしょうか。いろいろな視点、特に人間に対する視点をしっかり根底に持った上での表現は、たかが広告ではあっても、普遍性を持ちうるのだと思います。
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時間がゆったり流れている…お盆です
By KIKU | 8 月 15, 2008
お盆という言葉が、ここ信州に来てから、とっても身近になった。東京で働いていた頃は、お盆だからと言って、休みをとる人は、そう多くはなかった。所帯持ちであれば、子供といっしょに夏休みを過ごすために、7月末から8月のアタマにかけて休みをとる人が多かった。独身者であれば、時期をずらして9月くらいに夏休みをとるというパターンだ。
ところが、長野では、お盆の8月13日~15日にかけて、会社全体でいっせいにお盆休みになるところが多い。観光客相手のサービス業は別にして、お盆の3日間、一般企業はビジネスにならない。これは、どこの地方都市でも、同じようなものだと思う。
そんな今日は15日。僕は事務所で仕事をしている。でも、いつもの金曜日と異なり、電話は鳴らない。道を歩く人も少ない。つまり、静か、である。落ち着いて、デスクワークができる、またとない環境。自分のペースで時間を組み立てながら、「書く」仕事をこなせる。
とはいえ、お盆だから、ご先祖様のことを頭に浮かべ、また敗戦記念日でもあるわけで、戦後63年という時間の重みも感じながら、今宵は、しばし、瞑想の時間をとろうと思う。、
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文章は、反射神経だ!よし、書くぞ!
By KIKU | 8 月 13, 2008
昨夜の北京オリンピック柔道女子、
谷本歩実の決勝戦は、痛快でした。
これぞ、反射神経、からだが反応した一本勝ちでした。
その映像を観ていて、思いました。
文章を書く行為も、同じように反射神経なんじゃないか。
文章を「書く」というと、
精神活動のように思われがちだけど、
それはちょいと違うのではないか?
むしろアタマの筋肉を鍛えることで、
いつでも、どこからでも、
言葉によって反応できるようにすること。
文章は、量をたくさん書けば上達する。
剣道における素振りのように
柔道における打ち込みのように。
退屈な練習であっても、その練習量によって、
反応できる身体となり、結果を返してくれる。
とっても、すばらしい感性を持っているのに、
それを言葉・文章にして表現することができない。
そういう人を数多く見てきました。
逆に、たいした感性がないのに、
文章化する技術だけは持っている、という方も。
僕が話しかけているのは、
もちろん、前者のあなたです。
すてきな感性プラス文章の技術。
その技術を磨くための、たゆまぬ努力。
伝えられる限界はあるけれど、
このブログとメルマガが文章修行のヒントに
なってくれれば嬉しいわけで…。
さぁて、と。
「コピーライターの学校」、不定期ながらも再開します。
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お次は、戸隠にて神殿舞踏
By KIKU | 8 月 13, 2008
毎年、8月18日は、戸隠神社の火之御子社のお祭りなのである。この神社は、アメノウズメノミコというダンスの神様をまつっている。縁あって、僕の先輩である高橋実氏が数年ほど前からここで舞踏を踊ることになった。今回で確か4回目になるはず。奉納ゆえ、舞踏公演でありながら、入場は無料である。例年、バークレー出身のサックスプレーヤーとパーカッショニストが音楽を担当していたのだが、今回は、海外公演が入ったため、たいこ奏者ひとりのみの参加となった。それでも、戸隠の空気感の中で、踊り手が3人、たいこという原初的な響きとどうセッションしてくれるか、それはそれで楽しみである。音楽アーティストの飛び入りセッションも歓迎とのこと。舞踏とのアドリブ競演を楽しみたいプレイヤーは、ぜひ!(ただし、事前に連絡くださいね。)
踊り手の高橋実氏は、暗黒舞踏黎明期のひとり笠井叡氏に師事し、もう20年以上も舞踏をライフワークとしている。表の顔は、吉祥寺でからだハウスという整体サロンをやっており、さらにブレスワークというワークショップも毎月開催している。
僕と高橋氏とのつきあいは古く、大学の演劇研究会に僕が入部したとき、高橋氏は会長を引退した4年生であり、いっしょにクラブ活動をしたことはない。だが、現役会長の倉掛淳一氏を介して、なぜか、どさくさな交わりがあった。高橋氏は、学生でありながら、ちょっとした有名人ではあった。唐十郎や寺山修二の舞台に飛び入り出演したり、嵐山光三郎と交流があったり、僕にとってはわけのわからないアングラな有名人の名前が高橋氏と対で語られたりした。飄々としていて、それでいてエネルギーを内包していて、カリスマ性のある先輩だなと思った。渋沢龍彦とか埴谷雄高といった作家の存在は、高橋氏→倉掛氏を通して知った。高橋氏は、存在そのものが純アングラであり、政治的な傾向のある先輩たちとは一線を画していた。
その後、高橋氏は、演劇ではなく、舞踏の世界へ行き、さらには、身体性への興味から整体を生業とした。実に、納得のできる流れだと思った。
まぁ、アングラですから、好き嫌いはけっこうあろうかと思います。でも、僕は好きです。戦後の日本のカルチャーで、外国の真似ではなく、オリジナルな表現スタイルとして新たに創出できたものは、この暗黒舞踏と漫画くらいではないか、と個人的には思っています。本物の舞踏です。奉納ですから、みなさんボランティアで東京からやってきます。一回限りの公演、時間も夜の7時から気の流れるまま、1~2時間くらいは踊ります。無料です。初めての方も、ぜひ、この機会にどうぞ。
神殿舞踏その十(大地篇)
「夕哭」
ところ:戸隠神社 火之御子社
とき:2008年 8月18日 月曜日
開演:PM7時~
舞踏:高橋 実、兼盛雅幸、兼盛明日香
たいこ:中川 健
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