コピーライターの学校、第二期終了

リアル版コピーライターの学校、第二期がさきほど終了。
全12回のコースですが、今回は、地域の行事と重なり、
あしかけ8ヶ月かけて、かなり不定期の開催となりました。

僕の講義は、毎回、課題を出して、その提出物に対して添削指導する形式ですが、
生徒さんの個性に合わせて、それぞれに課題をアレンジしていくのが特色。
第一回目の講義で提示した課題は、「自己紹介の作文」でした。
どれくらい文章力があるのか、これで、診させていただきます。
自分のことですから、内容は自分がいちばん良くわかってるはず。
で、提出された作文は、ところどころ、きらりと光る言葉を持ってるのに、
文章の構成力が足りないために、伝えたいことが伝わらないものでした。
「文章をどうすれば膨らませられるのでしょうか。
400字、800字なんて、書くのにとっても苦労するんです」
そんな生徒さんでしたが、最終回、同じ「自己紹介」の課題で、
見違えるほどに、素晴らしい作文を提出してくれました。
あれれ、こんなに文章がうまかったっけ。正直、嬉しかった。
本人にじかに聞いてみると、不思議とスラスラ書けましたという返事。
書いていて、楽しさを感じたのも初めての体験だったようです。
12回の講義の中から、きっと何かを掴んでくれたんですね。
水泳といっしょで、一度、覚えたコツはもう忘れません。
生徒さんは、広告の世界の人ではないけれど、
ここで学んだことを、自分の仕事にも生かしてくれそう。
自分の知識が少しでも人のお役に立てた実感。
これが、教師冥利というものなのでしょうか。

さて。第三期もいちおう開講予定です。
9月はお休みして、10月からの開講をめざします。
興味のある方は、こちらにお問合せください。

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