こんにちは。KIKUです。広告制作のクリエイティブディレクターです。
ずっと、この広告業界ひとすじで生きています。
キャリアの出発点は広告代理店のコピーライターでした。
東京で一部上場企業の新聞や雑誌などの広告コピーを書いていました。
時代はバブル真っ只中、毎晩、呑んでタクシー帰りの日々。
年齢の割には稼いでいて、20代でマンションや一軒家を購入。
それでも、浮かれた時代の空気になんだか違和感を感じていて…
そんななか、息子の小児喘息がきっかけになり、
空気のおいしい信州へ家族そろって移住しようと決断しました。
ちなみに息子の小児喘息は、移住してすぐに出なくなりました。
そして長野市内の広告制作会社に制作部長として入社。
まぁ、信州のコピーライティング料金があまりにも低くて愕然とした、
という背景もあるのですが、仕事の主軸はディレクション業務になりました。
ちらし、ポスター、新聞広告などの印刷媒体をはじめ、
ラジオやテレビなどの電波媒体、ビデオ、DVDパッケージ等を手掛けました。
もともとパソコン通信をやっていたオタクだったこともあり、
これからはインターネットが凄いことになるぞ、と社内起業。
長野市内初のWEBサイト制作事業部を立ち上げました。
おかげで長野県長野市など官公庁公式サイトから企業サイト、Eコマースまで
ほんとうに数多くのホームページを手がけさせていただきました。
またCIと呼ばれていた時代から、ブランディング戦略に携わっていて
それが自分の得意分野であると自負していました。
さらに店舗設計やネットアンケートの分析、イベントの企画運営や展示会のブース設計まで…
広告と関わりのあるものであれば、来るもの拒まず、どんどんやってきたという感じです。
いま、僕はこの年齢になって、自分に何ができるかあらためて考えました。
すると、とっても身近なところを見逃していたことに、反省とともに気づかされました。
そう、街の●●屋さんといった中小企業の皆さんの広告づくりです。
これまでのスキルや経験が中小企業のために活かせないか、と。
お医者さんに例えると、おこがましいですが、広告に悩む経営者の「総合医」的な立場として、
いろいろな悩みやお話を聞いて、その解決に向かって取り組むことができるんじゃないか。
相談当初は、ちらしにするか、新聞広告にするか、WEBにするか、まったくわかりません。
というか、決め打ちしないほうがいいんじゃないでしょうか。
お話をじっくり聞いて、どういう処方箋が効果的かを一緒に探っていきます。
「広告の必要性はわかるけど、何をどうすれば、どこから手をつけていいか、わからない」
そういう経営者の方とともに、ベストな対策を考え、つくりあげて、
そして最後に笑顔と喜びを分かち合いたい。
それが、僕のこれからの社会的な使命であると信じています。