光の春

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2月のことを「光の春」と呼ぶそうだ。

飯綱高原の自宅から長野市街地の会社へ向かうバードラインを

自動車で走っていくと、右の頬に暖かな陽差しを感じた。

あぁ、これが光の春なんだ、と実感した。

もし僕らが東京で暮らしていたら、これほどの感動はあっただろうか…

今年の2月は、哀しい訃報が相次いだ。

友人や恩人の生命の灯火が消えていった。

思いは山ほどあるのに、今は何も書けない。

春は、巡ってくる。それでも、春は、来る。

小さな光とともに、春が、やってくる。

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