世の中は、こう言っちゃ何だが、感動にあふれている。
感動したからって、そのときだけ、という人もいるし、
その感動が人生を大きく変えた、という人もいる。
感動体質の人は、けっこう頻繁に気分が高潮する。
そんなに感動したことを誇らしげに話さなくても…。
そう思う反面、人って、感動したいんだよ。
そして、その感動を共有したいんだよ、とも。
感動のツボが似ていると、ウレシイ。
ぽかんとされると、ちぃとカナシイ。
そんな感情のゆらぎが日常をつくっている。
ひとりの感動、ふたりで感動する、かぞくで感動する、
会社で、地域で、ニッポンで、世界で感動を共有する…
ちょいと大袈裟な感動は、でも、広がっているのではなく、
眠っていた感動を、ただ掘り起こしているだけではないのか。
ひとりの感動を、もっと、深く、深く、掘っていけば、
その奥に、ほら、何かが、うごめいている。
まだ夢をみながら、まどろんでいる何かが、いる。
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