名古屋 【rough story 63】

愛想が良い。名古屋のお店に共通する特徴だ。
東京のお店は、愛想の良さに、かなりばらつきがあって、
それは東京のお店に勤めている店員たちが
ほとんど地方出身者であることが理由のばらつきだろう。
名古屋は、尾張と三河とで違うという説もあるが、
そのほとんどが近隣の出身者で占められている。
地方都市としては人口が多い。
競争の激しさから、ホスピタリティが磨かれている。
しかも、そのなかに郷土愛があって、
地方都市ならではの素朴さも加わっている。
名古屋のおもてなし感覚は、
たとえ小さな店であっても、かなり得点が高い。
商売以前の地域性のお話のような気もする。

そんな名古屋とは対照的に、
愛想のあまり良くない都市もあって、
そこではホスピタリティと言っても、
なかなか、理解されにくいものだ。
おきまりのマニュアルではなく、
心のこもったサービスを受ければ、
だれでも気持ちよくなるのは確か。
だれでもそれがわかっているのに、
いざ、商売となると反映されない。
長野がそうだとは言っていないのだが…。

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