久しぶりにブログを書く。あまりにもご無沙汰なので、昔の友人から、心配だよメールまでいただいてしまった。というわけで、今回は近況報告がてらの記事。
今月は、病気にやられっぱなしで、なんとも情けない月だったのだ。2月5日くらいから、約二年前に発症した痛風の気配を感じて用心していたのだが、大好きなラーメン汁プリン体の誘惑に負け、7日ついに右足の甲に痛風発作を発症。痛い足をひきずって、それでも取材でとびまわり、その週は、痛みで寝られない日々が続いた。昼間も、頓服が効いている間、痛みは少ないが頭がもうろうとして集中できない。そんなこんなで痛風と戦っていると、翌週、今度は、風邪の気配を感じた。クライアントとの打ち合わせの席上で咳きが止まらず…いやはや、情けなや。市販の葛根湯を飲んだが、容体が急激に悪化して、ついにダウン。風邪で仕事を一日休むなんて、ビジネスマンになってからの記憶にはない。今までは風邪の初期段階ですぐに病院へ出かけ、注射を打ち、強引に治してしまっていたのだ。で、このように寝込むことがあまりにも久しぶりで、逆に、新鮮であった。汗をかいて、下着を交換して、それで、身体がようやく楽になってくるというパターンは、子供時代だけに経験したことで、とても懐かしかった。自分の体内の力が、ウィルスと戦っているということを実感した。大量の汗や尿は、その戦乱のあとの瓦礫のようなものだ。廃墟となった身体から、ふと見上げると、一筋の光が射し込み、それは、とても、すがすがしくて、確かに、忘れていた感覚だった。痛風も同時進行だったので、水を一日に3リットル以上、大量に摂取していた。人間の身体の65%は水分でできており、体重68キロの私は44キロくらいが水分なのだ。この2週間くらいで、それ以上の水分を補給しているわけで、ということは、あっという間に、私の65%が入れ替わったということだ。痛風の痛みも驚異的な回復を見せて、多少痛いものの、靴を履けるようになった。以前の発症時は完治まで1ヶ月くらいかかったのだ。頭も、以前より、なんとなく、クリアになったような気がする。これは、身体が生まれ変わったのかも知れない。蛇が脱皮するように、古い皮がぺろりとめくれて、新しい素肌を手に入れた。自らの自然治癒力をもって、風邪に立ち向かうのは、これは、自然の摂理かもしれない。結局、病院には行ったけど、薬は最小限にしながら、やっている。よし、今週から、フルスロットルで仕事するぜ。
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