東京での仕事を終えて新幹線に滑り込み、息も絶え絶え。朝から晩まて七名取材はいささか疲れた。長野市は朝寒くてコートを羽織って出かけたのだが東京は暖かい陽射しに溢れ、気分が良かった。
東京の杉並区で、僕は15歳の春まで育った。思い出もいっぱいある。ふと振り返ると、道の遠くに何やら小さな落とし物があって、それは大切なものかよくわからないけれど、引き返すには面倒で、進むには後悔しそうな気がして、ただひとしきり立ち竦むのであった。
今日は、暖かい、ぬるい東京を感じて、少年の日の記憶が少しだけ、よみがえりました。こんな日もあります。では、また。
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