ランボー全集を書棚から

久々の休みで整理整頓をしていたら、何気なくこの本が気になった。文学大好き少年だった僕が背伸びして買った初めての全集だ。1970年雪華社発行の初版本。定価2300円なり。ランボーの詩集は本屋で立ち読みして衝撃をうけ、高橋彦明訳の単行本を別に持っていた。だから、違う翻訳への興味もあったが、全集には詩作をやめてからの書簡が収録されており、僕はそれを読みたかったのだ。

いまあらためて詩を読み直して、当時、中学生だった僕が、何故、どこに魅力を感じたのか。

かつて読んだ本を読み直してみる時期なのかもしれない、そんなことを思いました。