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雑記帖

死者との交流

いま、こうやって、ここに生きている。 僕は、この生は、いったい何なのだ? 実存の意味を問うてみた、もう遠い昔の話。 悶々とした日々を過ごしてきた学生時代。 答えなんか見つからないけれど、自問自答しつづけた。 ほんとうに、生きていることに価値...
雑記帖

親切は、愛よりも、強し

愛っていう言葉に振り回されてはいないか。 好きだ嫌いだ、癒された、傷ついた、惚れたハレタ。 愛というものには、ふたつの種類がある。 アガペとエロスである、と西洋の哲人は説く。 でも、これはキリスト教を支配の道具にした為政者の方便のように聞こ...
Web論

ブログというタイムマシン

久しぶりの更新。いやぁ、投稿数が年間を通して、こんなに少なかったのは、ブログ開設以来初めてのこと。2007年4月、今までのHTML形式によるホームページから、このWordPressというシステムでブログ形式による記事の投稿をスタートさせた。...
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文房具散歩

手紙と万年筆

この夏、ある方から手紙を頂戴しました。 きちんと襟を正した筆跡で、文面も奥ゆかしく、心配りが行き届いており、とても感動いたしました。 あ、ここに日本人がいる。そんな懐かしさを感じつつ、なんだか嬉しくなりました。 普段、Eメールのやりとりが多...
雑記帖

神殿舞踏2012

もう、その日が迫ってきた。戸隠・火之御子社境内で奉納される神殿舞踏。ことしは、8月18日が運良く土曜日に当たっている。開演は午後七時である。残暑が厳しい折、夕涼みがてら、戸隠まで足を運んで欲しい。 神殿舞踏は、僕の古くからの友人である高橋実...
雑記帖

ともに生きる覚悟

生きている者たち、生きとし生けるすべての草木、魚、獣、虫たち…生命の連鎖につらなる仲間たちと、ともに生きていることは、誰にでも理解できるだろう。だが、いまは記憶のなかだけに生きる人々、亡くなったすべての死者たちと、ともに生きていると実感でき...
音楽の話

青い夏

なぜか、マイブームは、最近の山本潤子の歌声。検索して、Youtube動画を見まくっている。もはや、赤い鳥、ハイファイセット時代の歌のうまいお姉さんではなく、おばさんになってからの歌声は、より透き通って神々しく、奇跡の領域に入っているように思...
時事・世相

日本人であるということ

内村鑑三と新渡戸稲造を取り上げた番組を見た。札幌農学校の同窓生だった二人が、少年よ大志を抱けのクラーク博士のもと、キリスト教と出会い、時期を前後してアメリカへ留学した。そしてアメリカを知ることで日本を見直すことになり、東西の架け橋となってい...
音楽の話

「満月の夕」は未来へ伝えたい名曲

アン・サリーという歌手のことも、こういう歌があるということも知らなかった。 これは、言葉が丁寧に歌われて心に沁みる。繰り返し聴いてしまった。 オリジナルは、ソウル・フラワー・ユニオン中川敬の作詞で、作曲は中川とヒートウェイブ山口の共作。 神...
時事・世相

等身大はつまらない

ある代理店の方と自動車に同乗していて、「等身大はつまらない」という言葉をあの阿久悠が書いていたという話になった。けだし名言であるなぁ。あらためて、阿久悠氏って、素晴らしいな、と。その栄枯盛衰もふくめて、時代を生きた人なんだ、と。 芸能に何を...
広告論

わけのわからない仕事

初対面の方から、何をやってるんですか、と聞かれると、 まずは「広告屋です」と答え、 「ポスターとかTVコマーシャルとか会社案内やPR雑誌とかWebとか いろいろな企業や市町村の広告宣伝物をつくっているんですよ」 さらに続けて「僕はコピーライ...
時事・世相

吉本隆明や梅原猛をあらためて…

1924年生まれの吉本隆明さんが亡くなった。 よしもとりゅうめいと僕らは呼んでいた。 ナレーションで、たかあきと発音されると、それは正解だけど、 なんか、違う人のことではないかと一瞬、耳を疑った。 大学時代、先輩から強引に進められて「共同幻...