アーカイブ : 2010年 8月
最近は、中国人の訪日観光マーケットの話題がとても多くなってきました。消費を控え始めた日本人より、財布の紐が緩い中国人を狙え、というわけです。そんな中で、インターネットマーケットの拡大も急成長してきており、検閲制度のある中国ですから、どこまで情報の透明性が確保できるか未知数の部分もありますが、いずれにしろ、インターネットが発展してきた道筋をそのまま中国も急ピッチで追いかけてきています。そんな中で、このようなサービスが開始されました。
>中国人観光客の訪日体験記事とタイアップした口コミサービスの提供開始
中国のクチコミサイトがいま、スゴイことになってるという話は聞いていますが、その反面、中国政府の検閲もすごい体制でやってるらしいです。YouTubeが中国では閲覧できないのはご存じの方も多いでしょうが、それ以外にも多くのサイトが中国本土からは閲覧できません。また、国際世論と袂をわかつ、ちょっと神経質な話題になると、とたんに検閲が入り、見えなくなるそうです。たとえば、チ、チ、チベッ○とか、ね。
ま、いずれにしろ、クチコミサイトの情報そのものも、発信する前に、検閲が入らないように検閲しなければならないのでしょうね。それで、ほんとに正直なクチコミなの?という疑問もありますが…。日本でもそうですが、クチコミの信頼性が問われるようになるでしょう。
原則として、中国人を対象とするビジネスには、それなりの覚悟が必要です。お金を落とすから中国人歓迎という短絡的な発想ではなく、サービスの基本から考えて、ビジネスを再構築しなければならないでしょう。いずれバブルが弾けますから、そのとき右往左往しないで済むように、しっかり見極めて行かなくてはなりません。とはいえ、変化のスピードがあまりにも速くて、慎重になりすぎると、チャンスを逃したりして…難しいところですね。
昨夜、TBS(長野ではSBC)で戦争に関連するドラマを観ました。以前から番組宣伝が多く流されていて、歌手の長渕やビートたけしが出演、倉本聰が脚本、とくれば、これは失敗はないでしょう。東京駅に英霊たちが降り立つというSF的な設定も、おもしろそうです。こ是非とも観なくては、と思っていました。
TBSでは、2010年8月14日(土)よる9時より、終戦ドラマスペシャル『歸國(きこく)』を、2時間半に渡り放送いたします。脚本は倉本聰、出演は ビートたけし、長渕剛ほか、小栗旬、向井理、塚本高史、温水洋一、遠藤雄弥、生瀬勝久、ARATA、堀北真希、八千草薫、石坂浩二ら超豪華キャスト陣でお 届けいたします。
さて。2時間半の感想ですが、残念ながら、何か、胸がもやもやして、大きな感動もなく、期待を裏切られて終わりました。予想通りの展開というと生意気な言い方ですが、いま、なぜ、このドラマがつくられたのか、誰に向けてメッセージしたいのか、いくつかのエピソードが展開されるのですが、そのどれもが中途半端な気がしました。少なくとも、僕の心には、ピンときませんでした。あくまでも個人的な感想ですが…。
あの戦争を実体験として語れる人が少なくなった今、戦争の悲惨さを伝えていくことはとっても重要だと思います。東京大空襲の悲惨さなども、ヒロシマ、ナガサキと同じく、もっと伝えていく必要があるでしょう。それは、ドキュメンタリーとしてのテレビ番組であったり、写真であったり、語り部であったり、リアルな取材を通した表現で、僕たちは戦争を追体験しています。あぁ、そうなんだ、可哀想に、とアタマで理解しています。ただ、ここには記録の限界があるような気がします。もし、近親者から、生の戦争体験を聴けば、それは、より感覚的な記憶としての体験になります。
僕の親父は、満州でロシア兵につかまり捕虜になり、戦後、数年後に帰国しました。おふくろは乳飲み子を抱えて、疎開していました。今年、十七回忌だったのですが、その親父は生前、戦争のことをあまり、語りたがりませんでした。ただ、捕虜になった当時、生きるために、ネズミも食った、と、だから、食べものを雑にあつかうな、あるだけ、ありがたい、贅沢を言うな、と僕は何度も説教されました。戦争のことを懐かしく語る人に対して、親父は、ああいうのは嫌いだと敬遠していたふしもありました。
ともあれ、僕は、大正生まれの男と女を両親に持ち、そういう意味では、やや感覚的に戦争の匂いを知っています。それは、家族を引き裂き、人間性を失わせるものとして、弱いイメージではあるけれど、記憶として意識してきました。
話が脱線しすぎ。ごめんなさい。今回のテレビドラマについての感想でした。戦後65年が経過して、日本がこれから、あの戦争とどう向き合っていくかは、日本人のとても大きな課題であろうと思います。そして、その失われつつある戦争イメージを、未体験の僕らに「記録」ではなく、共感とともに「記憶」として伝えていくこと。それがドラマの役割ではないのか、と思うのです。
戦争の遠い記憶は、やがて記録となり、それは言葉の羅列になっていくかも知れません。風化とはそういうことです。現代人は、当時の人間と同じ心持ちにはなれません。だからこそ、ドラマや映画がその感情を現代によみがえらせ、新たな体験の記憶として、戦争の風化を防ぎ止めることができるのだろうと思います。
これは、でも難しい仕事です。倉本聰さんだから、その難しい課題に挑戦できたとも言えます。僕らは、たとえば、現代の中学生に戦争の悲惨さを伝える言葉を持っているのでしょうか。便利さが幸せと思っている人に、それは違うんだよと、はっきり説得性を持って伝えられのでしょうか。
いずれにしろ、いろいろ、考えさせられることが多いドラマだったことは確かです。
もうかれこれ6年目になるでしょうか? 神殿舞踏「水の呪術」というタイトルで、戸隠神社火之御子社の奉納舞踏が8月18日(水)夜7時から開催されます。踊り手のタカハシさんは、この道では非常に著名な故大野一雄氏や笠井 叡氏に師事しました。どんな踊り?と聞かれると、ジャンルわけは便宜的なものですが、暗黒舞踏というとイメージしやすいかもしれません。でも、タカハシさんの場合、踊りが本業ではなく、整体師として30年近く、吉祥寺で活動してきました。トランスパーソナル心理学をベースにしたサイコセラピーを学び、数多くのワークショップを手がけ、1984年には東洋医学を基本にした「治療院からだはうす」を開設。91年には舞踏と治療とセラピーの統合を図るため「トータルリコール研究所」を開くなど、身体や感情、心理や知性、感覚やスピリチュアリティのエネルギー的関連を象徴的な見方をとおして紐解いていく作業に取り組んでいます。世の中が、スピリチュアルと騒ぐ前から、それこそ日本におけるスピリチュアリズムの先端にいつもタカハシさんはいました。
舞踏に関しても、ライフワーク的な意味合いで、ずっと、続けてきており、これも心と体の真相に迫ろうという彼ならではのひとつのアプローチのように思えます。そして、ちょうど神殿舞踏なるものをテーマに踊り始めた頃、戸隠と縁ができて、いまに至っています。戸隠神社火之御子社のお祭り開催日に合わせて、吉祥寺から総勢10名以上でやってきます。舞台をつくる人、照明、カメラ、そして音楽家を引き連れて、泊りがけでやってくるのです。僕たちは、タカハシ一座と呼んでいます。
お盆過ぎの平日、夜7時から9時頃までのイベントです。こういうアーティスティックな舞踏は、なかなか、観る機会が少ないと思います。奉納舞踏ですから、観劇料はいただきません。神社境内の神秘的な雰囲気のなかで、ドラマチックに展開される舞踏をぜひ、ご覧ください。
当日のチラシはこちらをどうぞ。神殿舞踏2010ちらし
いつかは出るだろうと思っていたけれど、ついにソニーからデジタル一眼レフカメラみたいなビデオカメラが登場しました。
>ソニー、レンズ交換式ビデオカメラ「NEX-VG10」を発売
ビデオ側からカメラ側へ歩み寄って接近してきたんですね。最近のデジタルカメラは、ビデオが撮影できる機種が多くなってきていて、時代の流れなんだろうな、これは。自分のデジタル一眼レフカメラ(略して、デジイチ)はひと昔前のタイプなので、動画はまったく撮影できません。それでも、不便に感じることはなく、明るめのレンズがもう一本欲しいな、とデジイチならではの交換レンズの楽しみにひたっておりました。
動画に関しては、動画の役割がありますから、いちおうビデオ撮影機材を持っています。以前は、ミニDVテープの機種でした。で、この春に購入したSonyのHDR-CX550Vは、ハイビジョン撮影が気軽に楽しめて、しかもPCとのやりとりが格段に優しくなりました。動きの激しいものを撮影するとき、カメラでは、連射しても、なかなか、ベストショットが難しいのですが、このビデオなら、当然、動画ですから、あとでベストシーンをスクリーンショットできて、しかも解像度が高いのでけっこう印刷物にも小さめに使えたりします。笑顔の口角が微妙に美しい瞬間。それを切り取れるんですね。
カメラ市場のなかで、デジイチで動画を撮影できる機種は、いま、売れているんでしょうか? まぁ、ボケ味もきれいだし、使い方を考えれば、それなりに便利なんだろうな、と。でも、なんとなく、カメラを昔から愛してきたものとしては、カメラで動画を撮影することが邪道のような気がして…。だから、今回のようなビデオ側からのアプローチは、僕としては好感が持てました。ビデオとデジイチのレンズは、共用しないことが前提です。戦略的に、レンズから攻めてSonyのデジイチも売りたいんでしょうけど、一眼レフはやっぱニコンでしょ(笑)。ビデオはそれでもSonyです。ブランドイメージって、僕の世代は強く焼き付けられています。若い人は、関係なく、レンズが共用できたほうが便利かも知れませんね。