飯綱21世紀開拓民

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 飯綱で新しくNPO法人が立ち上がった。その名も「飯綱高原よっこらしょ」。遊休農地が多くなりつつあるこの地域で、今まで農業体験をしたことがない酔狂な仲間が集まり、お酒のおつまみを自給自足でつくろうというもの(と、これはあくまでも個人的趣味的解釈。しっかりした目的はちゃんと定款に定められています)。

 まず、その手始めに、昨日、飯綱山の全容を望む抜群のロケーションにある荒地を開拓することになった。

 何年も畑を休んでいたため、柳の木や葛の根っこがあちこちにはびこっている。機械を借りてきて、まず、草や木をばりばりと倒して、さらに別の機械が土を起こしていく。いい時代になったものだ。これを昭和20年代の人々は手作業でやったのかと思うと、頭がクラクラして気が遠くなる。機械を使ったとはいえ、朝の6時から、ほとんど一日がかりの作業。機械のオペレーションをしていない僕を含むほかの開拓民は手に鎌を持って、石を取り除き、葛の根っこを引っこ抜く。チェーンソーで大木を切り倒しているものもいる。生憎の曇天で、ときおり雨が激しく打ち、また瞬間、陽がさして合羽を脱ぐ羽目になる。それでも、僕らのイメージはこの秋の収穫にフォーカスされていて、目の前の肉体作業はちっとも辛くないのだ。

 われらの計画では、この広大な荒れ畑に、根菜はちょっと無理なので、丈夫なそばを植えようという魂胆だ。秋には新そばを収穫するのだ。そして、そばを打つのが得意な山小屋の親父が仲間なので、旬のきのこてんぷらを添えて、もちろん日本酒で、わいわいやるのだ。

 まぁ、僕は別の仲間と田んぼもやっていて、いろいろ忙しくはなるが、ケセラセラである。

コメント

  1. maple1p より:

    えっ!いつもとは別に農業活動始めたのですかっ!?なんだか本格的に自給自足への道を歩み始めてますね。

  2. KIKU より:

    そうなんですよ。成り行きで、こうなってしまいました。たんぼの次がはたけで、この次は畜産ですね(笑)。NPO法人なので、ただいま会員募集中!

  3. maple1p より:

    しかも林業も少し入っていませんか?

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