祭りのあと 思うことあり

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先週の土曜日、僕の暮らす飯綱高原で2008オトナリ・グリーンセッションというイベントが開催され、1000人の来場者を集めて無事に幕を閉じました。音楽とアートと飲食と、それらを結ぶキーワードはエコロジーでした。ライブのゲストは、白井貴子さん、HARCOさん、Leyonaさん、オギタカさん。竹でつくったテントを、湖上ステージを囲むように林の中に20張り並べました。このテントでは、オーガニックな飲食やクラフト、エコロジカルなアート作品や活動紹介が展開されました。

終わって2日目、ほんとに、ホッとしました。燃え尽きました。思えば、昨年の企画段階から携わり、ゼロの状態から、モヤモヤしたものをカタチにしていき、テーマを決めて、人と関わり、交渉し、あるときは妥協し、あるときは強行して、開催直前の2週間は、通常の仕事が進まず、お客様にご迷惑をおかけすることも多々あり…まぁ、正直なところ、ボランティアなんだから、通常の仕事を圧迫してはダメなんですけど、イベントの主催者・企画者であり、運営リーダーでもあるわけで、これだけの大規模な祭りは、やりはじめると、どうしたって中途半端ではすみませんでした。

約半年間、イベント実現のために動いて、あらためて思ったことは、人間って、いろいろ、「わがまま」を言う生き物なんだなぁ、ということ。まぁ、こちらも、わがままを言ってお願いをするわけです。おたがいさまですが、それにどうリアクションしてくれるか。押したり、引いたりしながら、両方にとって、ベストな選択を探す。それが理想だけど、バランスは、きちんと定規で描いたように正確な平行にはなりません。どちらかの負担が大きくなったり、どちらかが得をしたり、損をしたり、ゆれ、ぶれがあって、理想通りには行きません。

しかも、いろいろな課題難題をクリアしながら進んできて、ようやく、開催当日を迎えても、その寸前にまたまたアクシデントが起こります。イベント運営に関してはそれぞれ担当を決めて分担しているのですが、仕込みの段階からすべてに関わっているのは僕だけなので、小さな事柄でも連絡が集中してくるのです。小さなわがままが、あっちこっちで勃発します。けれど、ここまで来ると、出来ること、出来ないことが明確になっているから、まだ、いい。白と黒がはっきり言えます。

この白と黒の判断が、開催までまだ日程的な余裕がある場合は、なんともファジーになり、出来るかもしれないことは出来るように動きたいと、僕は思ってしまったのですね。その動きの部分で人へのお願いが何倍にも増えていきます。借りをたくさんつくることになります。気持ちよく、ふたつ返事で要望を聞き入れてくれる人、二の足を踏む人、最初から話しにならない人、ともかく、他人のわがままを実現するために、お願いのしまくりです。ようやく目処がついて、わがままの発信源に結果を返すと、そこでも、いろいろなリアクションがあります。感謝してくれる人、当たり前の顔をする人、さらに次の要求を口にする人、実に千差万別の反応がありました。

気持ちの貸し借りをきちんと出来る人。相手の労力に対してイマジネーションできる人。そういう人は、ふつうに素直にお礼の言葉を口にできる。またお詫びの言葉も口にできるんですね。そういうコミュニケーションがとれたときは、ほんとうに嬉しいものです。疲れなんて、吹き飛びます。

僕は広告屋さんだから、イベントの広報物はつくっても、イベントの主催者としての立場はよく考えたら、結婚式以来、初めてでした。主催者として関わると、人間模様がよく見えてきます。今回のイベントは、実は、とってもいい人生勉強になりました。こういう世界をたっぷり経験している人は、人間関係の達人になれるのではないか。自分自身の未熟さを思い知るとともに、これからの課題が少しわかってきたように感じました。

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