神殿舞踏2012

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もう、その日が迫ってきた。戸隠・火之御子社境内で奉納される神殿舞踏。ことしは、8月18日が運良く土曜日に当たっている。開演は午後七時である。残暑が厳しい折、夕涼みがてら、戸隠まで足を運んで欲しい。

神殿舞踏は、僕の古くからの友人である高橋実氏が始めた。高橋氏は、吉祥寺で「からだはうす」という施療院を営む傍ら、ライフワークとして舞踏に取り組んでいる。戸隠へは、毎年のように訪れて、舞踏を奉納している。今年は東北の被災地でも踊った。

からだとこころとたましいと、人間の全体性を見据えた高橋氏の活動は、ひじょうに興味深い。舞踏も人間の深部にアプローチするためのひとつの回路であり、舞踏自体をアートに昇華しようとは考えていないと思われる。

僕は一年に一回しか会っていないのだが、合う度にたましいの深い部分で刺激をうける。そんな関係である。

 

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