パソコンの葬儀

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仕事柄、パソコンをいくつも使ってきた。NECのPC98時代から始まり、エプソン、アップル、東芝、IBM、HP、Dell等、現在まで、どれくらい買い換えてきたか。数えるのが嫌になるくらいのキーボードに今まで触れてきた。会社員時代は、古くなったPCを誰かに安く譲ったりして、リサイクルが順調に行われていたが、最近は、たまる一方である。処分するにも、お金がけっこうかかってしまう。ヤ○ダ電機に問い合せたら、ノートパソコンでさえも、数千円の処分料がかかるという。そのお店で新品を購入すれば、無料で引き取ってくれるとのことだが…そんな手に誰がノルものか!それなら、パソコン回収業者に頼んでみよう、と。
パソコン回収業者をご存じだろうか。そのシステムは不要になったパソコンをその業者に送れば、無料で処分してくれるというもの。良心的だなぁ、と感心しながら、さらに、いろいろ調べてみたら、ひとつだけ、ゆるい条件つきで、送料まで業者負担というところを見つけた。つまり、タダでパソコンを回収して処分してくれるのだ。問い合せ先が携帯電話なので、ちょっと怪しいかもと思いつつ、さっそく問い合せると、若くて感じのいい男性が出た。
「うちは人数も少ないので、リサイクルをうまくやれば、それで元がとれるんです」とのこと。じゃぁ、信用してみようか。
事務所にあった古いデスクトップ・パソコンは全部で4台。3つの箱に入れて、準備万端。あとは、宅急便業者が着払い伝票をもって、集荷に来るのを待つばかり。果たして、うまく行くのでしょうか? 何事もなく、順調に回収処分が終わりますように。
人に譲るには、あまりにもスペックが貧弱な4台のパソコンたちは、こうしてPCの墓場へ。合掌。やがてパーツごとに刻まれ、解体され、またどこかの何かのパーツとして生まれ変わるのだろう。なんだかサイバーなSFの世界が広がっているようで、少しめまいを覚えた。

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