山と県民性に関係性があるやなしや

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昨日は、信州の白馬方面へ。明日は、駿河の富士方面へ。
日本を代表する高い山の麓へ、それぞれの仕事で出かける。
信州の北アルプスの山々は、まさしく連峰としての連なりで、
長野市内からも遠くに望むことができ、それは屏風のように聳えている
近くにも戸隠連峰の連なりがあり、
そうした遠く近くの壁たちに善光寺平は護られている。
南へ上がれば、中央アルプス、八ヶ岳連峰、南アルプス、木曽路はすべて山の中…
信州の人々は、いつも連なる山を見ながら、日々、暮らしている。
山達は、それぞれ特色はあるのだが、
オレがいちばんだという際だった個性を主張しない。
共存共栄というか、他山を気にするというか…
駿河の国は、富士山という日本一がつねにある。、
箱根の山や小さな山たちもそれなりにあるのだが、
やはり、圧倒的なナンバー1の存在があって、
それを意識して、やや山たちは萎縮しているような節がある。
逆に、ナンバー1を意識した上昇志向というのも、
その萎縮の裏側にあり、なにくそという負けん気も感じる。

信州は縦に長く、それぞれに文化が異なり、
遠州は横に長く、またそれぞれに文化が異なる。
ひとまとめにくくることなど、もとより無理は承知のうえ。
アルプスと富士山を一週間のうちに両方眺める機会は、
これからもそうはないであろうと愚考した次第。

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