本日晴天。ヨーコにピース!

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昨夜の金スマにオノヨーコが出演していた。僕よりもちょっと上の世代が同時代のストライクゾーンに当たる。
それでも、僕らにとってもやはりジョン・レノンは素敵な音楽家で素晴らしいメッセージを残してくれた偉大な存在であるし、その伴侶であるヨーコとのライフスタイルや主張も普遍性を帯びたものとして、遠い存在として天界に屹立しているイメージだった。
昨夜の番組ではジョン・レノンとヨーコの人生が振り返られ、とても意義深くまとめられていたように思う。知っていたようで知らなかったエピソードもたくさんあった。
ヨーコのサングラスの意味や軽井沢がそんなに好きだったこと。そして、ハッピークリスマスのプロモーションビデオを全編ノーカットで流したのは、もう素晴らしい快挙だ。それは戦争の悲惨さを伝える映像。手や足を失い、骸となり、戦争の犠牲となった沢山の子供達、泣き叫ぶ大人達、虚ろな目…どこにも救いのない映像にかぶさるハッピークリスマスの聖なるメロディー。プロデューサがこのテレビ番組に賭けた情熱がビンビンに伝わってきた。平和ボケした僕の頬がピシャリと平手打ちされたようだった。
ジョン・レノンが殺害された当日の感想を求められ、ヨーコは長い沈黙に沈んだ。バラエティートーク番組としては、ありえない沈黙の長さ。そのとき遠い世界の住人だったヨーコが等身大の生身の人間として、ここに降りてきた。これも素敵なクリスマスプレゼントのひとつ。今までのヨーコ像を覆すきっかけを与えてくれたのではなかろうか。

テレビというのはマスメディアとしてまだまだ力を持っていて、僕らの考え方の振り子に影響を与える存在だ。娯楽もいいけど、このような深いメッセージを伝えてくれる番組をもっとたくさん作ってほしいな、テレビ局のプロデューサさん。

金スマは飯島愛の時もそうだったけど、愛のあるスタッフが数多く関わっているんだろうなとあらためて思った。

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